本研究では、監視カメラ映像、放送映像、大量医療画像・映像等、を対象とし、それらの間にある同一人物、同一物体、(希少)類似症例等の関連性を検出し、高度に解析する手法について検討し、監視映像解析、放送映像解析、医療画像解析等自体の高度化を図る。特に、既知の事物の同一性判定、次いで未知の事物の検出・同一性判定について検討し、時空間をもつメディア空間中でみられる多数の同一(類似)事物の関連性を軌跡としてとらえ、これらの振る舞い解析によりもとの解析技術の高度化を図る。 2020年度は最終年度であり、研究のとりまとめと、これまで得られた人物等事物の同一性判定技術を応用し、複数の事物のふるまいの解析、それに基づく同一性判定の精度向上、さらには事物の計数への展開について検討した。
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