研究課題/領域番号 |
18F18776
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松永 茂樹 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (60183951)
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研究分担者 |
MOOSMANN PHILIPP 東京大学, 農学生命科学研究科, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2018-11-09 – 2021-03-31
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キーワード | パーキンソン病 / 細胞保護作用 / カイメン |
研究実績の概要 |
ヒト神経芽細胞腫由来細胞に環境毒のロテノン処理を施し、パーキンソン病モデルを作成した。このモデルは、ポジティブコントロールを用いた実験で、活性物質の投与によって、ロテノンによる毒性が緩和されることも示した。そこで、わが国周囲の浅海および深海で採取したカイメンを中心とする海産無脊椎動物の抽出物を探索源としてスクリーニングを行った。従来の大型無脊椎動物試料に、深海底のドレッジで多数取得される小型カイメン類を加え、細胞保護作用を調べた。現時点で、顕著な活性を示す試料はみつかっていない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
パーキンソン病モデルの構築は期待通り実施でき、現在スクリーニングが進行中である。
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今後の研究の推進方策 |
スクリーニングを続けるとともに、活性を示す化合物の単離・構造決定を行う。
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