研究課題/領域番号 |
18F18776
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松永 茂樹 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (60183951)
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研究分担者 |
MOOSMANN PHILIPP 東京大学, 農学生命科学研究科, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2018-11-09 – 2021-03-31
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キーワード | 細胞保護作用 / パーキンソン病モデル / カイメン / 精製 |
研究実績の概要 |
大島新曽根産カイメン17-114の抽出物が再現性よく、細胞保護活性を示したため、このカイメンの抽出物の分画を行った。カイメン17-114の溶媒分画物の1-ブタノール画分に生物活性が認められた。カイメン17-114は溶媒分画物の1-ブタノール画分が生物活性を示し、90%メタノール画分が細胞毒性を示した。1-ブタノール画分をODSフラッシュクロマトグラフィーにより分画したところ、40%アセトニトリル画分が最も強い活性を示したため、これをODSカラム(Cosmosil MSII)を用いるHPLCで分画し、各分画物の生物活性を調べるとともにLCMSによる分析を行った。その結果、活性画分はESIMSにおいてm/z 357、375および405にイオンピークを与える成分が含まれていた。そこで、得られた活性画分をODSカラム(Cosmosil ARII)を用いるHPLCで分画したが、得られた画分の収量が低く生物活性の顕著な向上は認められなかった。そこで、溶媒分画で得られた別の画分をLCMS分析に供し、LCMSで活性画分と同様のイオンを与える画分を探したところ、90%メタノール画分に同様の成分が含まれることが判明した。そこで、これをSephadex LH-20をもちいるカラムクロマトグラフィーおよびODSカラムを用いるHPLCで精製し、目的のイオンを含むピークを分取した。このようにしてピークを得たが、LCMSで分析を行うと不純物が多く含まれ、収量が少なく、活性成分を単離することはできなかった。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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