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2019 年度 実績報告書

IVIM-DWIを用いた慢性B型肝炎患者における炎症と線維化の関連性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18F18809
研究機関順天堂大学

研究代表者

村上 康二  順天堂大学, 医学部, 教授 (50200267)

研究分担者 HE BO  順天堂大学, 医学部, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2018-11-09 – 2021-03-31
キーワードIVIM / 拡散強調画像 / 肝硬変 / MRI / 肝機能 / 慢性肝障害 / ファイブロスキャン
研究実績の概要

当初の予定より2ヶ月ほど遅れたが、2019年7月に当大学倫理審査委員会に研究計画書を提出した。8月は委員会が開催されないために2ヶ月後の9月に審査委員会の認可が得られ、10月より対象患者のエントリーを開始した。症例登録は1年間で約100例のため、週2例程度の実施を目安としている。
本研究の担当である留学生の賀は、まだ日本語が不十分なことから患者への説明と同意書の取得は研究代表者である村上が担当することにし、画像の整理と保存、そして画像処理と解析を賀が行う事になった。最初の5例についてIVIM-DWI (Intravovel incoherent motion-Diffusion weighted image) の解析を行ったところ、特に問題無く解析が可能であったために、それ以降も特にプロトコールを変更することもなく症例を蓄積する予定となっている。
一方、今年に入りパンデミックとなったコロナウィルス感染症の影響は極めて大きく、2月以降の本研究はほぼ停止状態である。理由の1つとして2月末に母国(中国長沙市)に戻った賀がその後の都市封鎖の影響で日本に戻れなくなっている事であり、現在でも日中の交通はほぼ遮断されている。また病院からは不急の臨床研究は患者を感染リスクに曝すために中止するように要請されており、本研究もこれに従い2月以降の患者エントリーを中断している。
今後感染が収まり次第に新規患者のエントリーを開始して症例数を増やしていくつもりである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

昨年10月より今年2月中旬までの4ヶ月半で25例の症例を登録したが、その後のコロナウィルスによるパンデミックの影響で一切新規患者の登録が出来なくなっている。目標症例登録数は11月までに100例であり、達成の見込みは極めて厳しい。

今後の研究の推進方策

現在研究は中断している状態である。臨床患者のエントリーはコロナウィルス感染症の収束が見えてこないと再開が難しいものと思われる。また本研究実施者の留学生も現在帰国の目処が立っておらず、画像処理ができない状況である。
可能であれば研究期間の半年から1年程度の延長を検討する必要があるものと考えている。

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公開日: 2021-01-27  

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