研究分担者 |
植田 和男 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (90151787)
有賀 健 京都大学, 経済研究所, 教授 (60159506)
市村 英彦 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50401196)
阿部 修人 一橋大学, 経済研究所, 准教授 (30323893)
中嶋 智之 京都大学, 経済研究所, 准教授 (50362405)
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研究概要 |
2008年12月にNBER, CEPR, TCERとの共催の国際コンファランスを, また2009年3月には東工大との共催の国際コンファランスを開催した。これらのコンファランスにはAnil Kashyap, Jordi Gali, Virgiliu Midriganなどこのミクロ価格分析の分野で主導的な役割を果たす研究者を招聘し, 意見交換を行った。また, 国内の研究者を対象とした研究会として, マクロコンファランス, 金融政策研究会などを開催した。さらに, 物価統計の作成を担当する官庁である総務省統計局とも定期的に会合を開き, 本プロジェクトの研究成果を政策に活用する可能性などについて意見交換を行った。なお, 本プロジェクトの研究成果の一部は2008年10月に発行された『経済研究』で特集されたほか, 2010年1月にはJournal of the Japanese and International Economiesでの特集(特集タイトル:Sticky Prices and Inflation Dynamics)が予定されている。国際的な研究連携としては, コロンビア大学のDavid Weinstein, Jon Steinssonを中心としたグループとの間で現在, 共同研究が進んでおり, 当方で作成したスキャナーデータの一部が同大のチームにより利用されている。また, 欧州については, 価格データを用いた研究に早期に着手してきた欧州中央銀行(ECB)の研究グループとの交流を進めるため同グループのリーダーであるFrank Smetsを招聘する一方, 渡辺, 有賀, 神林がECBや各国中央銀行などで開催された打ち合わせ会合に出席し, 日欧の企業に対して共通フォーマットで賃金決定に関するアンケート調査を行い, 互いにその結果を交換・比較するなど協調を行った。
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