研究分担者 |
植田 和男 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (90151787)
有賀 健 京都大学, 経済研究所, 教授 (60159506)
市村 英彦 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50401196)
阿部 修人 一橋大学, 経済研究所, 准教授 (30323893)
中嶋 智之 京都大学, 経済研究所, 准教授 (50362405)
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研究概要 |
国際的な研究連携としては,コロンビア大学のDavid Weinstein, Jon Steinssonを中心としたグループとの間で共同研究を進めているほか,米国の中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)のAndy Levin, Benjamin Malin, Tack Yun, Etienne Gagnonらの研究者とミクロ価格データを用いた研究について意見交換を行ってきた。また,欧州については,価格データを用いた研究に早期に着手してきた欧州中央銀行(ECB)の研究グループとの交流を進めてきた。研究代表者の渡辺は,NBER主催のコンファランス,BIS(国際決済銀行),フランス中央銀行,FRB,スイス統計局などの国際機関が主催する会議,延世大学などで本プロジェクトの研究成果を発表した。国内の研究者を対象とした研究会としては,マクロコンファランス,金融政策研究会などを開催した。さらに,物価統計の作成を担当する官庁である総務省統計局と定期的に会合を開き,本プロジェクトの研究成果を政策に活用する可能性などについて意見交換を行ったほか,住宅価格指数の開発に向けて国土交通省と共同研究を開始した。本プロジェクトの研究成果は,Journal of the Japanese and International Economies, European Physical Joumal B, Journal of Banking and Finance, Quantitative Finance, BIS Quarterly Review, Journal of Economic Dynamics and Control, Journal of International Economicsなどで公刊または公刊予定となっている。さらに,2009年3月には,国内製造業を対象として価格設定に関するアンケート調査を行った。このアンケートは2008年初に続く第2回であり,前回の結果から得られた知見をもとに,今回は企業の価格づけの戦略的補完性に焦点を絞り,デフレ下の価格設定について情報収集を行った。
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