研究課題
学術創成研究費
現在なお、脊椎動物の起源、門レベルの進化を解明する道筋はない。しかし、各脊椎動物での分子発生学的解析の進捗とゲノム情報の進捗によって、綱レベルでの脊椎動物の体造りの変化を解明する時点に達した。脊椎動物の頭部は脳と神経堤細胞のつくる頭蓋によって特徴づけられ、これに比する構造は原索動物には存在しない。脊椎動物にのみ特有な頭部はまた脊椎動物進化の過程で最も劇的に変遷した構造で、生物体最高の所産であるヒト新皮質を生み出した。本研究は頭部形成の各段階で主要な役割を果たす頭部ギャップ遺伝子について、各発現を制御するシスエレメントを中核に、上流因子、協働因子、下流因子を含めた遺伝子カスケードの変化として脊椎動物の頭部進化を明らかにする。
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 8件)
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