申請者が勤務する中学校の生徒を研究の対象とした。実際の社会で起こりうる現実に即した場面設定で、50分の授業または連続した授業の中での同じ場面での対話の繰り返し、毎回の授業初めの即興対話活動の繰り返しなどを実践した。全生徒対象のアンケート調査や生徒が対話を繰り返した授業後の記述式感想などを分析している。当初は、対話の繰り返しにより、対話の量・質がどう向上するかを生徒同士の対話の映像や録音した音声データで分析する予定であったが、コロナ禍による活動の制限などにより、計画通りに研究を進めることは困難であった。今後さらに研究を継続していく。
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