研究課題/領域番号 |
18H00617
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01040:思想史関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
曽根原 理 東北大学, 学術資源研究公開センター, 助教 (30222079)
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研究分担者 |
朴澤 直秀 東洋大学, 文学部, 教授 (70377696)
大川 真 中央大学, 文学部, 教授 (90510553)
モリス ジョン 大東文化大学, 外国語学部, 准教授 (50774163)
大島 薫 関西大学, 文学部, 教授 (50319604)
CHRISTOPHER MAYO 皇學館大学, 文学部, 教授 (00741919)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 東照宮 / 天海 / 檀家制度 / 即身仏 / 伊勢神宮 / 檀林 / 聖徳太子信仰 / 阿部次郎 |
研究成果の概要 |
日本近世思想は、長く儒学や国学を中心に検討されていた。しかし、実際には仏教や神仏習合思想など、宗教思想が大きな役割を果たしていたと考えられるようになってきた。その内実を解明するため、寺院資料の調査や、その成果に基づく国内、さらには国際学会での報告と討議を積極的に行った。その際に、可能な限り東アジア思想の影響や、相互の交渉にも留意するように努めた。Covid-19の感染拡大のため、2020年以降は十分な資料調査が難しく、国際会議における学術交流も大きく制限された。そうした中でも研究成果を蓄積し、2023年のうちに論集を刊行する予定である。
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自由記述の分野 |
日本近世思想史
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本思想史の理解は、西洋近代的観点の影響を脱することが難しく、近世もその傾向があった。実態に即した文化的伝統を理解するためには、宗教思想の把握がカギになるという指摘が近年なされていたが、何に注目すべきか迷走が続いていた。本研究では近代の文化人たちの理解も参照した上で、今まで隠れていた近世仏教や神仏習合思想の著作や思想家を対象とした調査と分析を進めた。思想史はもとより歴史学、民俗学、文学など複数の観点から総合的に検討し、国内外の学会等で報告し議論する段階に進んだといえる。その成果について、外国人の研究分担者2名の協力を得て、和文だけでなく英文でも論考として報告することが出来た。
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