• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 実績報告書

プロレタリア文化運動研究:地方・メディア・パフォーマンス

研究課題

研究課題/領域番号 18H00621
研究機関北海道教育大学

研究代表者

村田 裕和  北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (10449530)

研究分担者 和田 崇  三重大学, 教育学部, 准教授 (10759624)
泉谷 瞬  大谷大学, 文学部, 講師 (10802845)
鴨川 都美  久留米工業高等専門学校, 一般科目(文科系), 准教授 (20757546)
鳥木 圭太  立命館大学, 文学部, 助教 (30749396)
足立 元  二松學舍大學, 文学部, 講師 (40532487)
内藤 由直  立命館大学, 文学部, 教授 (60516813)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードプロレタリア / 文化運動 / 地方 / メディア / パフォーマンス
研究実績の概要

2020年度は新型コロナウイルス感染症によって大幅に活動を制限された。そうした中で、本年度当初の計画に基づいて、できるかぎり推進できるよう努力した。一部の予算は繰り越しをして2021年度に執行した。以下、それらの実績を併せて記述する。
1)資料調査 「土崎図書館」、「日本近代文学館」、「国立国会図書館」において、雑誌『種蒔く人』関係資料、『北緯五十度』関係資料の調査を行った。それぞれ研究論文として成果をまとめた。(論文執筆は21年度実施)
2)「貴司山治旧蔵写真」調査。前年度までに現地調査を終えており、これらを業者に依頼してデジタル画像に変換する処理を実施した。(21年度実施)
3)国際シンポジウムの準備。2021年度開催予定の国際シンポジウムの準備を開始する予定であったが、2022年度に延期した。会場下見を1回実施した。(21年度実施)
4)研究会開催。定例の研究会は開催できなかったが、オンラインで継続実施されている「昭和戦前期プロレタリア文化運動資料を読む会」での活動を継続した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2020年度は新型コロナウイルス感染症によって大幅に活動を制限された。本来予定していた資料調査や研究会を実施できない部分があった。そうした中で、本年度当初の計画に基づいて、できるかぎり推進できるよう努力した。一部の予算は繰り越しをして2021年度に執行した。当初計画時点では予期できない事態ではあったが、写真資料のデジタル化や、調査可能な文学館・図書館での調査を実施することでできる限り対応した。十分な成果とは言えないが、一部については論文にまとめることができた。また、国際シンポジウムの準備やデジタル化した写真資料の研究等は、本年度内においては十分な進展をできなかったものの、次年度以降にすみやかに再開できる状態を整えている。

今後の研究の推進方策

2021年度は、当初計画にはなかったオンライン研究会を充実させる。読書会、写真研究会などを実施し、資料調査に代わる方法での研究課題の推進をはかる。国際シンポジウムの準備を開始する。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2021 2020 その他

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件) 図書 (2件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] 空腹家の歌物語2021

    • 著者名/発表者名
      村田裕和
    • 雑誌名

      浮雲

      巻: 10 ページ: 19-24

  • [雑誌論文] 広津和郎「さまよへる琉球人」と資本主義 : "見えない糸"を想起する困難2021

    • 著者名/発表者名
      内藤由直
    • 雑誌名

      國文學論叢

      巻: 66 ページ: 62-84

  • [雑誌論文] 托卵の思想――有島武郎「死と其前後」から秋田雨雀「幼児の殺戮時代」まで2020

    • 著者名/発表者名
      村田裕和
    • 雑誌名

      有島武郎研究

      巻: 23 ページ: 33-46

  • [学会発表] 労農芸術家聯盟合同について――「新文戦ニュース」を中心に2020

    • 著者名/発表者名
      村田裕和
    • 学会等名
      『昭和戦前期プロレタリア文化運動資料集』を読む会 第19回
  • [図書] Tenko : Cultures of Political Conversion in Transwar Japan2021

    • 著者名/発表者名
      Edited by Irena Hayter, George T. Sipos, Mark B. Williams
    • 総ページ数
      290
    • 出版者
      Routledge
    • ISBN
      9780367770365
  • [図書] 転形期芸術運動の道標2020

    • 著者名/発表者名
      立本 紘之
    • 総ページ数
      354
    • 出版者
      晃洋書房
    • ISBN
      9784771033375
  • [備考] いま、プロレタリア芸術が面白い!知られざる昭和の大衆文化運動

    • URL

      http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/11323

  • [備考] Proletarian Art Matters Now

    • URL

      http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/11324

URL: 

公開日: 2022-12-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi