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2022 年度 研究成果報告書

ビザンティンと中世イタリアの聖堂装飾プログラム比較に基づく相互影響関係の分析

研究課題

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研究課題/領域番号 18H00632
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分01060:美術史関連
研究機関早稲田大学

研究代表者

益田 朋幸  早稲田大学, 文学学術院, 教授 (70257236)

研究分担者 菅原 裕文  金沢大学, 歴史言語文化学系, 准教授 (40537875)
児嶋 由枝  早稲田大学, 文学学術院, 教授 (70349017)
武田 一文  筑波大学, 芸術系, 助教 (90801796)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードビザンティン美術 / ロマネスク美術 / キリスト教図像学 / カッパドキア / 南イタリア / 正教神学
研究成果の概要

中期・後期ビザンティン美術(9~14世紀)と、ロマネスク・ゴシック期のイタリア美術(10~14世紀)の相互影響関係を、特に聖堂装飾プログラムの側面から考察した。これまでビザンティンからイタリアへの一方的な影響が取り上げられるのみであったが、イタリアからビザンティンへの影響も、バルカン半島において認められた。
聖堂装飾プログラムは、三次元の聖堂空間に、どのような神学的意図をもって図像を配するかを問うものであるが、「キリスト昇天」や旧約聖書図像の配置などに関して、具体的な成果が得られた。

自由記述の分野

美術史

研究成果の学術的意義や社会的意義

中世イタリア美術史においてこれまで解明されていなかったいくつかの図像の意味が明らかになった。これらはある意味でルネサンス美術の基礎を形成するもので(特に「受難の聖母」図像)、ルネサンス美術(特にジョヴァンニ・ベッリーニやマンテーニャ)へのビザンティン美術の寄与が具体的に指摘される成果を得ることができた。
一方ビザンティン美術史の側では、イタリアからの影響によって解明された図像の細部があり、神学(東方正教とカトリック)と歴史学の分野にも寄与がなされた。

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公開日: 2024-01-30  

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