研究課題/領域番号 |
18H00639
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研究機関 | 東京工科大学 |
研究代表者 |
暮沢 剛巳 東京工科大学, デザイン学部, 教授 (80591007)
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研究分担者 |
江藤 光紀 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (10348451)
加島 卓 東海大学, 文化社会学部, 教授 (20569165)
鯖江 秀樹 京都精華大学, 芸術学部, 准教授 (30793624)
飯田 豊 立命館大学, 産業社会学部, 准教授 (90461285)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 芸術実践論 / 万博 / メディア |
研究実績の概要 |
4年計画の3年目に当たる2020年度は、前年度の終盤より顕著になったコロナウイルスの世界的な感染拡大により、本年度の10月から開催が予定されていたドバイ万博の中止が早々と決定するなど、状況の変化によって当初計画の大幅な遅延と修正を余儀なくされた。国内外を問わず、異動を伴う調査は事実上不可能に近かったため、各メンバーとも可能な範囲で資料収集や基礎調査に携わった。 同様の理由で、メンバー間の研究打ち合わせは対面では行えなかったためオンラインで行うこととし、研究の遅れを補うために、2020年8月と2021年3月の2回にわたって、メンバー外のゲスト研究者計3名を招聘して、オンラインでの研究会を実施した。 同様に4年計画の最終年度に2021年度も、前年度より引き続くコロナウイルスの感染拡大による諸々の制約を受け、メンバーの活動は停滞を余儀なくされた。1年延期となったドバイ万博が2021年10月~2022年3月にかけて開催されたため、会期の途中まで現地視察の可能性を模索したが、依然として渡航制限が厳しく、各メンバーの所属機関からも許可が下りなかったため、2021年末には最終的に調査を断念し、前年に引き続き各メンバーともに資料収集や基礎調査を中心に活動を行った。 また研究打ち合わせも昨年同様にオンラインで行い、2021年8月にはメンバー外への研究者を招聘したオンライン研究会を実施した。 2021年度末には報告書を作成し、メンバー5人の過去4年間の研究成果をここに集約した。またこの報告書には、この2年間で行われたメンバー外の研究者4名の発表の要約と、海外の研究者の論文の翻訳を合わせて採録した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナウイルスの感染拡大に伴い、ドバイ万博の開催が延期されたことをはじめ、国内外各地に出張しての現地調査が不可能となったため、当初計画に大幅な遅れが生じた。文献調査や資料収集、オンライン研究会の開催など、可能な範囲での研究の進捗を試みたが、当初計画の遅れや、新たな計画の立案に手間取ったため、全体としては「遅れている」と判断せざるを得なかった。
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今後の研究の推進方策 |
2020年秋に開催が予定されていたドバイ万博は1年遅れで開催されたが、渡航制限や各メンバーの所属機関の判断の結果、残念ながら誰一人として参加できなかった。そのことを踏まえ、1.2021年度に開催を予定していた国際シンポジウムを2022年度に延期する、2.2021年度末に過去4年間の研究成果を取りまとめた報告書を制作する、こととした。報告書には、メンバー5人の研究成果に加え、オンライン研究会に招聘した4人の研究者の報告の要旨及び海外の研究者の論文の翻訳を掲載することとした。
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