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2022 年度 研究成果報告書

近世日本数理科学史の領野横断的研究の実践

研究課題

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研究課題/領域番号 18H00641
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分01080:科学社会学および科学技術史関連
研究機関電気通信大学

研究代表者

佐藤 賢一  電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (90323873)

研究分担者 平岡 隆二  京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (10637622)
橋本 雄太  国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 助教 (10802712)
梅田 千尋  京都女子大学, 文学部, 教授 (90596199)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード和算史 / 天文暦学史 / 測量術史 / デジタル人文学 / 陰陽道史
研究成果の概要

近世日本の数理科学史に関する調査研究を実施し、以下の成果を得られた。和算史においては、日本最古の和算書である『棊盤上』を発見し、その内容解釈を行った。開陽丸遺跡から引き揚げられた古文書が『大成算経』他の和算書、天文暦学書であることを確認した。測量術史においては、ヨーロッパから伝来した測量道具クロス・スタッフの定着過程の一端を明らかにし、元禄日本総図の歪みの原因を解明した。天文暦学史においては、彦根市立図書館所蔵の平石家文書を調査し、平石家と幸徳井家との関係を明らかにした。各分野において、未知の史料情報を新たに評価解釈することができた。

自由記述の分野

近世日本科学史

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義・社会的意義は以下のとおりである。21世紀を迎えて飛躍的に進展したデジタル人文学方面の成果に拠りつつ、近世日本数理科学史に関する未知の史料情報を迅速に探索し、その内容を成果として公開することに努めてきた。本研究期間中、新たに発見された関係史料は数十点に及び、いずれも各分野の通説に修正を迫るものである。これらの情報を継続的に発信することで、今後の近世日本数理科学史の知見を刷新することに大きく寄与することが期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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