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2023 年度 研究成果報告書

無住道暁と東国をめぐる宗教文化圏の解明と基礎資料の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 18H00645
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分02010:日本文学関連
研究機関学習院女子大学

研究代表者

土屋 有里子  学習院女子大学, 国際文化交流学部, 教授 (70339620)

研究分担者 小林 直樹  大阪公立大学, 大学院文学研究科, 教授 (40234835)
加美 甲多  跡見学園女子大学, 文学部, 准教授 (50783578)
伊藤 聡  茨城大学, 人文社会科学部, 教授 (90344829)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード無住道暁 / 『沙石集』 / 『雑談集』 / 東国 / 説話 / 鎌倉幕府 / 北条氏
研究成果の概要

本研究では、無住道暁の生涯と著作を通して、東国を中心とした鎌倉時代の仏教界の動向と僧侶間ネットワークを現地調査と資料読解により考察し、『沙石集』や『雑談集』の本文研究の成果と有機的に結びつけた。無住と東国に関わる包括的研究はいまだなく、東国という視点は従来の無住の伝記的な不明点や宗教的根幹を明確化し、『沙石集』や『雑談集』の本文解釈を深化させることにもつながった。その顕著な成果は、『『沙石集』の世界』や『無住道暁の拓く鎌倉時代』にまとめられている。

自由記述の分野

日本文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究を通して、無住道暁の生涯と修学の環境を精査することにより、鎌倉時代東国における仏教各宗の教宣活動や入宋僧の修学経路、人的交流の一部を明確化することができた。同時にそれらが鎌倉幕府や北条氏の動向と密接に結びついていたことも明らかにした。文学という分野を超えて、歴史、宗教、思想研究など諸分野と連携して「東国」を考究していくことの有益性、重要性、及び無住を核とした将来的な学際的研究の展望を示し、中世における「東国宗教文化圏」とも称すべき研究概念に、新たな意味づけと研究の方向性を提示した。

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公開日: 2025-01-30  

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