研究課題/領域番号 |
18H00648
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02010:日本文学関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
赤間 亮 立命館大学, 文学部, 教授 (70212412)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 絵入本 / 絵手本 / 浮世絵 / 類似画像検索 / ポータルデータベース |
研究成果の概要 |
本研究は、欧州・北米の博物館・図書館、あるいは個人コレクターが所蔵する日本文化資源の内、とくに日本からの流出する比率が高かった浮世絵・絵入版本について、悉皆的にデジタル化し、データベースに登載の上、必要なメタデータを付与して、統合的に検索活用する実践的研究である。研究代表者が持つ大量・高速・高品質なデジタル化技術を適用し、かつ、所属する研究機関が運用し、やはり研究代表者らが開発した浮世絵や古典籍に特化したデータベースの機能を強化しながら、この分野で世界最大のポータル型データベースを構築することで、広く国内外の日本文化研究者に必須となる研究資源データベースを提供することに成功した。
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自由記述の分野 |
日本文学、日本文化史、文化情報学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、研究代表者が2003年以来、継続的に実施してきた研究課題であり、長期にわたる地道な調査と的確なデジタル技術の応用によって、近世期から明治期に制作された浮世絵や絵入本に関する世界最大の研究資源データベースを成立させているところに意義がある。絵入本に関しては、挿絵だけでなく、表紙から裏表紙まで全ページが閲覧できることによる研究資料としての価値が高い。特に今期の研究期間中には、コロナ禍による人流の停止があり、オンラインによる研究環境の重要性が認識されるにあたり、本研究の本質的な意義が社会的にも十分に理解された。さらに、この活動による組織間ネットワークが確立したのも意義があるだろう。
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