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2022 年度 研究成果報告書

戦後冷戦初期日本の華僑社会に関する実証的研究:東アジア秩序の再構築

研究課題

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研究課題/領域番号 18H00703
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分03010:史学一般関連
研究機関ノートルダム清心女子大学 (2020-2022)
兵庫県立大学 (2018-2019)

研究代表者

陳 來幸  ノートルダム清心女子大学, 文学部, 教授 (00227357)

研究分担者 上田 貴子  近畿大学, 文芸学部, 教授 (00411653)
貴志 俊彦  京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (10259567)
荒川 雪 (王雪萍)  東洋大学, 社会学部, 教授 (10439234)
籠谷 直人  京都大学, 人文科学研究所, 教授 (70185734)
宮原 曉  大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 教授 (70294171)
北村 由美  京都大学, 附属図書館, 准教授 (70335214)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード華僑華人 / 冷戦 / 台湾人 / ネットワーク / 僑務政策 / 東南アジア / 金門 / 客家
研究成果の概要

戦後日本における華僑社会の再編過程を歴史学的手法によって明らかにした。戦後の中国人留学生を含む華僑運動が日本と中国の共産党の強い影響下にあったこと、台湾人が果たした役割の重要性を再確認したこと、大阪華僑の来歴を深く掘り下げたことが、華僑研究における新しい成果の一つである。
海外との関係は戦時中に断絶があったものの、戦後すみやかに関係を回復したのは華僑独自の商業ネットワークであった。金門、客家、福建系等重要な神戸華僑に対する口述調査によより、ファミリーネット復活のプロセスと戦後直後期の特色を明らかにするとともに、冷戦混乱期の東南アジアの華僑社会が共通の課題を抱えていたことにも注目した。

自由記述の分野

東洋史

研究成果の学術的意義や社会的意義

戦後冷戦時期の日本の華僑史を歴史学的手法でまとめたこと、日本の華僑研究を、日本近現代の文脈で位置づけるとともに、海外の華僑社会との対比と関連のもとで描出したことに意義がある。成果物として15名の研究者の論文とコラムからなる『冷戦アジアと華僑華人』の公刊が実現した。神戸・横浜・長崎とは異なる商業都市大阪の華僑社会の特色と戦前戦後史を改めて問い直したことと、台湾人が果たした役割の重要性を改めて析出できたことが重要なポイントである。

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公開日: 2024-01-30  

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