研究課題/領域番号 |
18H00704
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研究機関 | 東京女子大学 |
研究代表者 |
茂木 敏夫 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (10239577)
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研究分担者 |
戸川 点 拓殖大学, 国際学部, 教授 (50781225)
日高 智彦 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (60803921)
岩井 淳 静岡大学, 人文社会科学部, 名誉教授 (70201944)
木村 茂光 東京学芸大学, 教育学部, 名誉教授 (90134759)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 歴史総合 / 高大連携 / 歴史教育 |
研究実績の概要 |
最終年度は当初予定では、新設科目「歴史総合」教師用副読本を刊行し、併せて当該科目の可能性について、高校における日本史・世界史、大学における日本史・東洋史・西洋史の教育・研究を架橋するために考察を進めることを予定していた。この間zoom会議で継続的に作業を進めていた副読本は、ほぼ予定通り2022年3月に刊行し(『資料と問いから考える歴史総合』浜島書店)、4月からの当該科目実施に間に合わせることができた。 2020年度再繰越し、2021年度繰越しにより、結果として、当初の予定とは異なり、「歴史総合」の教育実践の開始に立ち会えることになったので、可能な限り教育現場との意見交換をはかり、現場の経験をふまえて、副読本の内容に関する再検討、改善作業に取り組むことを試みた。まず、完成された副読本を、これまで意見交換等をしてきた高校教員や大学研究者に送って読んでいただき、その感想を求めた。その際、なるべく各地の教員・研究者と対面で意見交換する機会をもつようにした。特に、2022年9月の札幌での教員とのシンポジウムは参加者も30名ほどあり、活発に意見交換できた。また、2023年3月には東京女子大学の女性史研究者たちに副読本を読んでいただいたうえで、女性史研究の立場から意見を聴く合宿検討会を実施し、有益な意見を得た。 その他、2022年6月には始まったばかりの「歴史総合」教科書をすべて取り寄せ、毎月1回の定例研究会(対面)で教科書の分析をおこなった。本研究会の作成した副読本とどのように連動させるのがよいか、今後、副読本の内容をどう改定していくべきか等、副読本の内容の改善点の検討や副読本の有効な利用方法の検討にあたった。また、定例研究会では、副読本について各自が個別に交わした意見交換を報告して問題を共有するとともに、日本史と世界史(東洋史・西洋史)との架橋について、いくつか研究報告もおこなった。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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