研究課題
本研究は2021年度をもって終了する計画であったが、新型コロナウイルスの流行により計画通り研究を進めることが困難となったため、期間を1年延長して2022年度を最終年度とした。2022年度の実績の概要は下記のとおりである。本年度もコロナ流行に伴う海外渡航の規制は完全に撤廃されておらず、また、ウクライナ戦争の勃発もあり海外での資料調査は当初の計画通りに実施することはできなかったが、その一方で国内の研究会は対面での実施が可能となり、参加者間の議論が一層活性化することとなった:【海外での資料調査】8月に磯貝(健)、磯貝(真)の2名が、ウズベキスタン共和国東洋学研究所にて資料調査を実施した。ただし、依然として海外渡航には様々な制約が課されていたため、和崎による同国内での聞き取り調査は実施できなかった。また、戦時下のロシアへの入国が事実上不可能となったことから、磯貝(真)によるロシアでの資料調査も実施できなかった。ただし、代替措置として、磯貝(真)は9月にトルコに渡航し、資料調査を行っている。【研究会の実施】7月に京都で、12月に静岡で「近代中央ユーラシア比較法制度史研究会」をハイブリッド形式にて開催し、近代ロシアの家族史および近代イラン史に関する報告を得た。また、12月の研究会では「トルキスタン統治規程」の翻訳研究会も併せて実施した。会の詳細については次のURLを参照のこと:(7月)http://tbias.jp/reports/20220702;(12月)http://tbias.jp/reports/20221217【古文書セミナー】2023年3月に京都で「中央アジア古文書研究セミナー」を開催した。会のプログラムは次のURLを参照のこと:http://tbias.jp/21348
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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『近代中央ユーラシアにおける歴史叙述と過去の参照』(野田仁(編)、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)・Studia Culturae Islamicae 119
巻: 119 ページ: 225-243
日帝強占期資料調査報告
巻: 43 ページ: 152-173
国際文化研究科論集
巻: 30 ページ: 55-64
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http://tbias.jp/reports/20220702
http://tbias.jp/reports/20221217