研究課題/領域番号 |
18H00707
|
研究機関 | 国文学研究資料館 |
研究代表者 |
渡辺 浩一 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (00201179)
|
研究分担者 |
石神 裕之 京都芸術大学, 芸術学部, 准教授 (10458929)
菅原 未宇 東海大学, 文学部, 准教授 (10645310)
堀地 明 北九州市立大学, 外国語学部, 教授 (70336949)
澤井 一彰 関西大学, 文学部, 教授 (80635855)
岩淵 令治 学習院女子大学, 国際文化交流学部, 教授 (90300681)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 洪水 / 天譴論 / 災害記録 / 災害碑 / 北京 / 日本 |
研究実績の概要 |
2020年度には以下の活動を行った。2021年2月、英語論文集 Dealing with Disasters: Environmental History of Early Modern Cities (Edo, Istanbul, London, Pest, and Prague), を電子媒体で公表。https://onl.sc/LtBrK9V 2020年9月1日と2021年1月23日に日本語による研究会をリモートで行った。発表者は堀地・渡辺・石神・岩淵、いずれも下記の欧州都市史会議の準備報告であった。 2022年9月1日にアントワープ大学で行われた15th Conference of the European Association for Urban History(第15回欧州都市史会議)において、Main Session 42 ‘Perception of Disasters in Early Modern Cities(近世都市における災害意識)’を研究代表者がイギリスの研究者の協力を得て主宰した。このセッションにおける分担者による報告は以下の通りである。Akira Horichi, Beijing Floods in 1801 and the Theory of Devine Admonition(1801年北京水害と天譴論).. Reiji Iwabuchi, Memories and Traditions of Flooding in the Early Modern Japanese Town(日本近世都市の洪水にみる記憶と伝統). Hiroyuki Ishigami, Remembering Natural Disasters in the Early Modern Town in Japan: Case Studies of Monuments of Natural Disasters(日本近世都市における災害伝承).
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2020年度はリモートで日本語による非公開の研究会を行い、欧州都市史会議の準備を進めることができた。また、これまでの研究成果を英語図書として公開したことは、コロナ禍のなかの大きな成果である。 第15回欧州都市史会議は、当初2020年8月末に予定されていたが、新型コロナウィルス感染症流行のため、1年間の延期となった。しかし、2021年も同感染症の流行が続いたため、この国際会議は再度1年間延期となった。このため、2020年度予算の大部分を2度繰越して、 2022年のこの国際会議において分担者3名が研究発表するための旅費に充当した。
|
今後の研究の推進方策 |
第15回欧州都市史会議が2021年夏に開催されれば、採択されたセッションを実施する予定であった。(しかし、再延期されたたため、上述のような研究活動となった。)
|