研究課題
基盤研究(B)
秋田県公文書館・千秋文庫にて調査をおこない、撮影した史料のデジタル画像に目録を付し、一部をデータベースより公開した。また、代表者・研究分担者が個々の関心から取り組んだ『秋田藩家蔵文書』および佐竹氏に関わる研究成果については、『秋田藩家蔵文書』収録文書と関わる秋田県および茨城県において、研究報告のための講座を企画した。このうち秋田県では、秋田県生涯学習センターの講座(スマートカレッジ)において地域の人々に対する成果公開をおこなった。
日本中世史
『秋田藩家蔵文書』に収録されている文書について、画像に加え、原本情報や写本の情報などを登録し公開したことは、中世から近世にかけての常陸・出羽地域の研究の重要な基礎史料となると期待される。また、これまで全体像が一般には知られていなかった史料群である千秋文庫所蔵の史料を撮影し、公開をおこなったことで、秋田県公文書館所蔵史料と一体的に研究を進めるための環境を構築することができた。これらの成果により、今後佐竹氏や秋田藩の研究が進展するものと思われる。