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2022 年度 実績報告書

近世日本における諸国東照宮と「神格化」の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18H00711
研究機関鳥取大学

研究代表者

岸本 覚  鳥取大学, 地域学部, 教授 (80324995)

研究分担者 曽根原 理  東北大学, 学術資源研究公開センター, 助教 (30222079)
中川 仁喜  大正大学, 文学部, 准教授 (30633482)
佐藤 眞人  北九州市立大学, 文学部, 教授 (40222020)
山澤 学  筑波大学, 人文社会系, 准教授 (60361292)
大川 真  中央大学, 文学部, 教授 (90510553)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード諸国東照宮 / 神格化
研究実績の概要

本年度は、①諸国東照宮および因幡東照宮別当寺院大雲院の調査・研究の総括、②その研究成果(『アジア遊学』287出版)、③研究集会(シンポジウム)を実施した。まず①は研究代表者・分担者が諸国東照宮や因幡東照宮別当寺院大雲院の研究成果について成果の共有および意見交換を行った。
その成果は、②の研究成果(岸本覚・曽根原理編『アジア遊学287書物の時代の宗教―日本近世における神と仏の変遷』勉誠出版、2023年8月)にまとめた。本書全体を科研代表と分担者曽根原理で編集し、序文を載せている。これは基盤研究(B)「日本近世思想史の見直しと国際共同研究の試み」(研究代表者曽根原理)と共催した2019年6月3日・4日オランダ・ライデン大学で行われたシンポジウムをもとに、その後の成果を幅広い研究者に呼びかけて依頼しまとめたもので、本科研の集大成と言っていい成果である。研究代表および分担者全員の論稿を掲載し、諸国東照宮のみならず、さらに幅広く近世宗教全体に関わって問題提起を行った。
③は、②の成果をもとに、基盤研究(C)朴澤直秀「寺院史料の調査と個別的動向の解明に立脚した近世宗教政策像の更新」と共催してシンポジウムを開催した。タイトルは、「『大成経』研究の現在」とし、8月27日(日)東洋大学白山キャンパス1号館5階1502教室で行った。基本は成果②をもとにしながらも、研究過程で注目した『大成経』におもな焦点を当てたものである。科研代表も、因幡東照宮別当寺院大雲院に所蔵されていたものを資料紹介した。
これらの①~③の研究成果は、今後の諸国東照宮研究のみならず、近世宗教の様々な側面を明らかにしており、これを踏まえたさらなる探究が期待できる。

現在までの達成度 (段落)

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (10件)

すべて 2023 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (7件) 学会発表 (1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)

  • [国際共同研究] ライデン大学(オランダ)

    • 国名
      オランダ
    • 外国機関名
      ライデン大学
  • [雑誌論文] 「因伯神職による神葬祭〈諸国類例書〉の作成と江戸調査」2023

    • 著者名/発表者名
      岸本覚
    • 雑誌名

      岸本覚・曽根原理編『アジア遊学』

      巻: 287 ページ: 229-249

  • [雑誌論文] 「六如慈周と近世天台教団」2023

    • 著者名/発表者名
      曽根原理
    • 雑誌名

      岸本覚・曽根原理編『アジア遊学』

      巻: 287 ページ: 49-65

  • [雑誌論文] 「東照大権現の性格ー「久能山東照宮御奇瑞覚書」を事例として」2023

    • 著者名/発表者名
      山澤学
    • 雑誌名

      岸本覚・曽根原理編『アジア遊学』

      巻: 287 ページ: 145-161

  • [雑誌論文] 「人を神に祀る神社の起源ー香椎宮を中心として」2023

    • 著者名/発表者名
      佐藤眞人
    • 雑誌名

      岸本覚・曽根原理編『アジア遊学』

      巻: 287 ページ: 189-210

  • [雑誌論文] 「東照大権現の本地」2023

    • 著者名/発表者名
      中川仁喜
    • 雑誌名

      岸本覚・曽根原理編『アジア遊学』

      巻: 287 ページ: 211-214

  • [雑誌論文] 「孝明天皇の「祈り」と尊王攘夷思想」2023

    • 著者名/発表者名
      大川真
    • 雑誌名

      岸本覚・曽根原理編『アジア遊学』

      巻: 287 ページ: 250-259

  • [雑誌論文] 「二つの神格化」2023

    • 著者名/発表者名
      曽根原理
    • 雑誌名

      岸本覚・曽根原理編『アジア遊学』

      巻: 287 ページ: 260-263

  • [学会発表] 「天海研究から『大成経』研究へ」2023

    • 著者名/発表者名
      曽根原理
    • 学会等名
      岸本・朴澤科研による研究集会
  • [学会・シンポジウム開催] 岸本・朴澤科研による研究集会2023

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公開日: 2024-12-25  

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