• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

中近世移行期検地帳の史料学的研究とデータベースの構築 ―太閤検地研究の再検討

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18H00713
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分03020:日本史関連
研究機関東京都立大学

研究代表者

谷口 央  東京都立大学, 人文科学研究科, 教授 (90526435)

研究分担者 千葉 真由美  茨城大学, 教育学部, 教授 (50396933)
土屋 健俊  東京都立大学, 大学教育センター, 特任助教 (10808744)
佐藤 孝之  東京大学, 史料編纂所, 教授 (30170757)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード太閤検地 / 徳川検地
研究成果の概要

本科研では、徳川氏が関東に入部した天正18年(1590)から江戸幕府が設立された慶長期(1596~1615)の関東地域に遺される検地帳の情報を集積し、データベース化を図るため目録にまとめた。これにより、関東地域に残される同時期の検地実施時期について全容の把握が可能となった。また、各検地帳に採用される記載方法(印の有無・石高・貫高の記載・間数有無等)をデータベース化したことにより、各検地による検地主体の差異及びその目的の差異が把握されることになった。

自由記述の分野

日本近世史

研究成果の学術的意義や社会的意義

検地帳記載方法の詳細なデータベースを作成することにより、各検地帳が何時の段階にどの主体により検地が実施されたのかを把握することが可能となった。その結果、従来、その表紙に記載される文言等から、僞文書の可能性が指摘される検地帳について、内容的には同時期の検地帳である可能性が高いことを示すことができた。また、検地帳に記載される内容分析により、検地帳の各耕作地に記される人名である名請人について、検地時期・主体により差異があることを明らかにした。従来の検地研究では、検地帳名請人については、名請人自体の村落内での地位の影響が重視されていたが、それとは異なる新たな視点を示すことができた。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi