研究課題/領域番号 |
18H00724
|
研究機関 | 学習院大学 |
研究代表者 |
武内 房司 学習院大学, 文学部, 教授 (30179618)
|
研究分担者 |
小武海 櫻子 成蹊大学, 文学部, 助教 (00748874)
倉田 明子 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (20636211)
高柳 信夫 学習院大学, 付置研究所, 教授 (80255265)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
キーワード | 五教合一 / 宗教ユニヴァーサリズム / 同善社 / 儒教運動 / カオダイ教 |
研究実績の概要 |
1) 2020年度は研究成果の取りまとめに向けた研究会をオンラインで実施し、研文出版より、『中国近代の民衆宗教と東南アジア』を成果論文集として刊行することができた。 2) コロナ禍のため、予定していた海外調査が困難な状況が続いていたが、2022年度には、マレーシア、シンガポール、ベトナムにおいて現地調査を実施することができた。研究分担者の小武海櫻子、研究協力者の持田洋平はマレーシアのペナンにおいて、孔教会や儒教運動とかかわりの深いペナン聖教会明善堂、さらにまた古い歴史を持つ華人宗教施設同善堂を訪れ、ペナン華人公会堂附属図書館において資料収集に従事した。その後、持田はシンガポールにおいて、タングリン同善堂および南洋孔教会を調査し、またシンガポール国立図書館及び国立公文書館でも調査を進め、中華民国期のシンガポール華人社会および同時期の孔教運動に関係する資料の収集にあたった。研究代表者の武内房司は、ベトナム・ホーチミン市にあるベトナム国家第2アーカイブズセンターにおいて、植民地期文書(コーチシナ総督府文書)の調査にあたり、特に寺廟関係ファイルの調査にあたり、中国近代の民衆宗教の流れを汲む明師道や同派の影響を強く受けたカオダイ教に関するデータの収集に従事した。 3) 代表研究者の武内、分担研究者の小武海は、2022年3月11日、成蹊大学で開催された国際ワークショップ「「救世之術:救世團體的論述與實踐」に参加し、武内は「袁志謙與新宗教運動:以無生老母信仰為基礎的三教合一思想」、小武海は「近代檳城的聖教會與華人社會」と題する研究報告を行った。
|
現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
|