研究課題/領域番号 |
18H00725
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
阿部 幸信 中央大学, 文学部, 教授 (60346731)
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研究分担者 |
小林 聡 埼玉大学, 教育学部, 教授 (40234819)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 車駕 / 衣服 / 唐宋 / 官僚制 / 礼制 |
研究成果の概要 |
礼楽制度・皇帝璽の両面から、晋南北朝期の服制が唐制に与えた影響と、唐宋間の制度の連続性・不連続性について検討を進めた。南朝に受け継がれた魏晋期の制度に、北朝により新たな要素が付加され、唐によって両者を統合した制度が確立された。唐と宋の制度には一定の差異があり、制度の背景にある理念ないし実態の変化の反映といえる部分もあるが、それと同時に、同じく唐制を継承した遼・金との差別化をはかる目的もあったとみられる。
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自由記述の分野 |
中国古代史
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、車服制度の研究は、漢と唐の連続性と同時に、唐と宋の不連続性を強調する傾向にあった。これは中国内地に拠点を置く王朝こそを正統とする、中国中心的な歴史観に由来する見方だと考えられる。実際には、遊牧民族系統の北朝の制度の影響や、宋とは別に唐制を継承していった遼・金の制度の果たした歴史的役割も大きい。ユーラシア東方を一体として捉える、新たな制度史の方向性を見出すことができた。
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