研究課題/領域番号 |
18H00729
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
青島 陽子 北海道大学, スラブ・ユーラシア研究センター, 准教授 (20451388)
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研究分担者 |
松里 公孝 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 教授 (20240640)
小森 宏美 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50353454)
福嶋 千穂 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (50735850)
梶 さやか 岩手大学, 人文社会科学部, 准教授 (70555408)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 帝国 / ネイション / ロシア / 中東欧 / 歴史 |
研究実績の概要 |
2019年度は、国際シンポジウムやセミナーを開催し、研究課題の議論を深めた。2019年6月20-21日には、リトアニア歴史研究所、ドイツ歴史研究所(ワルシャワ)との共催で"Making the Empire Great Again: Challenges in Modernising the Russian Empire"を開催した。このシンポジウムには、11カ国から17人が参加し研究報告を行った。さらに2019年6月29日には、東京大学で開かれたThe 10th East Asian Conference on Slavic Eurasian Studiesで、Darius Staliunas, Yaroslav Shulatov, Olga Khomenkoを報告者として招き(ディスカッサントは長縄宣博)パネル"Nations in the Russia's Empire: Challenge or Leverage?"を組織した。2019年11月22-27日のThe 2019 ASEEES Annual Conventionでは、Darius Staliunas, Bradley Woodworth, Kimitaka Matsuzatoらとともに(ディスカッサントはIlya Gerasimov)パネル"Multiethnicity as a Challenge for Tsarist Government in Late Imperial Period"を組織した。同時に当学会では、Peter Waldron, Yaroslav Shulatovらとともに、ラウンドテーブル"Imperial Challenges: One Century of Transformations in Russia and Japan"も組織した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2019年度は数多くの国際学会、シンポジウム、セミナーを企画することができ、予定以上の成果をあげたと言える。しかし、年度末にコロナが蔓延したことを受けて、海外調査ができなくなり、最終的な研究計画の完遂は遅れることになった。
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今後の研究の推進方策 |
2019年末からのコロナ禍が長引き、学会の開催が延期にされたり、海外出張が出来なくなるなどの弊害が深刻となった。さらにロシアの軍事侵攻に伴い、ロシアへの入国が非常に困難になっているため、海外調査に支障が出ている。最終的な研究計画の完遂のために、国内出張や資料の整備などの代替手段を取りながら、研究計画を進めていく必要がある。
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