研究分担者 |
三浦 清美 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (20272750)
小林 繁子 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (20706288)
武田 和久 明治大学, 政治経済学部, 専任准教授 (30631626)
大貫 俊夫 東京都立大学, 人文科学研究科, 准教授 (30708095)
石黒 盛久 金沢大学, 歴史言語文化学系, 教授 (50311030)
黒田 祐我 神奈川大学, 外国語学部, 教授 (50581823)
櫻井 康人 東北学院大学, 文学部, 教授 (60382652)
皆川 卓 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (90456492)
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研究実績の概要 |
本科研は本来、最終年度に、本科研の研究成果として、イタリアのトレントにあるブルーノ・ケスラー財団の「イタリア・ドイツ歴史研究所」のイタリア人共同研究者のグループと、英文による国際共同研究を、ドイツの出版社(De Gruyter)から刊行する予定であったが、コロナ禍により出版社の出版業務が遅滞し、この論文集(eds.Fernanda Alfieri & Takashi Jinno, Christianity and Violence in Medeival Ages and Early Modern Period,が、予定の2020年の秋に刊行されず、刊行が2021年の4月となったため、経費を繰り越して対応した。そのため、2022年5月にはこの英文論文集を研究費で購入し、共同研究のメンバーおよび本研究の関係の深いわが国の研究者に配布することができた。その上で、関係する研究者から本科研研究のための有益な意見をいただくことができた。また今年度は、この英文論文集の執筆者が重なるメンバーで、論文集、甚野尚志編『疫病・終末・再生ー中近世ヨーロッパに学ぶ』(知泉書館)も10月に出版した。これについては、2022年3月に執筆者が中心となった合評会を早稲田大学で開催した。イタリア人の研究者の招聘やイタリア人との国際的なワークショップの開催も当初、考えていたが、日本とヨーロッパでのコロナ禍の状況が続いいていたため、対面での国際共同研究はできなかったが、当初より1年遅れることになったものの、予定通りに書物の形での研究成果を上げて共同研究を終了することができた。
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