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2022 年度 研究成果報告書

広域DEM画像判読による「アジアの詳細デジタル活断層図」作成と地震予測精度の改善

研究課題

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研究課題/領域番号 18H00766
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分04010:地理学関連
研究機関広島大学

研究代表者

中田 高  広島大学, 人間社会科学研究科(文), 名誉教授 (60089779)

研究分担者 後藤 秀昭  広島大学, 人間社会科学研究科(文), 准教授 (40323183)
熊原 康博  広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (60379857)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード活断層 / アジア / ALOS World 3D / アナグリフ / デジタル活断層図 / 変動地形学
研究成果の概要

ALOS World 3D DEMやCORONA衛星画像のアナグリフを画像処理ソフトMap Tiler Proを用いてkmlファイルに変換しGoogle Earthに重ねて判読する効率的な活断層認定作業によって、アジア全域の活断層図を作成した。この結果を、研究分担者によるクロスチェックを行い、活断層の線分情報を確定した。活断層判読時に断層位置・走向・断層変位様式・断層変位基準など活断層の属性データを作成した。詳細な活断層の位置・形状の情報によって、活断層起源の大地震の発生場所・地震規模・地震断層の出現位置などの地震発生の予測精度向上に資するデータを整備することができた。

自由記述の分野

自然地理学 変動地形学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでのアジア地域の広域的な活断層図の多くは、異なる研究者の研究成果をコンパイルしたものであった。本研究によって作成されたデジタル活断層図は、統一した認定基準をもとに活断層の位置・形状を広域的に認定したものであり、日本国内の活断層図と同等の精度と詳細さを持つ。このため、地震発場所と地震規模の予測のためにこれまでの活断層分布図にとってかわる信頼性の高い極めて重要な基礎資料であり。活断層と大地震との関連を検討する貴重な資料となり,地震災害軽減に資する社会的意義の大きい研究といえる。今後、アジアの活断層研究の展開や地震防災・軽減のために活用されることが期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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