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2022 年度 研究成果報告書

西洋化と民主化のリンケージを阻む諸要因に関する比較分析

研究課題

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研究課題/領域番号 18H00821
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分06010:政治学関連
研究機関独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所

研究代表者

今井 宏平  独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 地域研究センター中東研究グループ, 研究員 (70727130)

研究分担者 中井 遼  北九州市立大学, 法学部, 准教授 (10546328)
山本 直  日本大学, 法学部, 教授 (60382404)
東野 篤子  筑波大学, 人文社会系, 准教授 (60405488)
上谷 直克  独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 地域研究センターラテンアメリカ研究グループ, 研究員 (80450542)
市川 顕  東洋大学, 国際学部, 教授 (80644864)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード民主化の後退 / 自由民主主義 / 欧州連合(EU) / 規範力 / ナショナリズム / トルコ / 東欧
研究成果の概要

研究成果として、①各自がポピュリズムや民主主義と権威主義のハイブリッド体制が珍しくなくなってきた2010年代後半以降の時期に焦点を当て、一国研究および機構研究を行ない、研究会でそれらの事例を比較した、②権威主義体制の最良の教科書の1つであるエリカ・フランツの『権威主義』を日本語に翻訳した、③ハイブリッド体制の典型的な1国と評されているトルコに関して、複数回の世論調査を実施し、トルコ国民のハイブリッド体制およびEUに対する意見を収集した。

自由記述の分野

国際関係論、現代トルコ外交

研究成果の学術的意義や社会的意義

トルコ、ポーランド、ハンガリー、ラトヴィア、さらにラテンアメリカの専門家も加え、民主主義と権威主義のハイブリッド体制について比較研究を行なった。現在は民主主義国家と権威主義国家と単純に二分化することはできず、ほとんどの権威主義国家が民主主義の統治法を何らかの形で取り入れている点、特に近年、西洋化を進めた諸国家は西洋化を巧みに使い、権威主義的側面を強めている点を一連の研究で明らかにした。加えて、日本では権威主義、権威主義化に関するテキストがない点を鑑み、エリカ・フランツの『権威主義』を翻訳し、日本の権威主義およびハイブリッド体制の研究の底上げを図った。

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公開日: 2024-01-30  

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