研究課題/領域番号 |
18H00828
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研究機関 | 南山大学 |
研究代表者 |
平岩 俊司 南山大学, 総合政策学部, 教授 (10248792)
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研究分担者 |
星野 昌裕 南山大学, 総合政策学部, 教授 (00316150)
崔 慶原 九州大学, 韓国研究センター, 准教授 (00637382)
礒崎 敦仁 慶應義塾大学, 法学部(日吉), 准教授 (40453534)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 北朝鮮 |
研究実績の概要 |
本研究では、日米韓中の4カ国において政権間にいかなる対北朝鮮政策の相違点があり、その相違は各国の国内政治によるものなのか、北朝鮮情勢の変化によるものなのか、を検討している。研究初年度は、当初の予定通り、北朝鮮による核・ミサイル開発をめぐる外交を主たる研究対象とした。具体的には、日本、米国、韓国、中国それぞれの対北朝鮮外交に共通するような特性や政策パターンを見出すよう努めた。 各国の対北朝鮮外交を検証するにあたり、最近の政府声明等についてはウェブ上での入手が比較的容易であるが、歴史的な資料を要する際などには、豊富な北朝鮮資料を擁する各国の図書館等で調査を行うことにした。研究初年度には、米国や中国、韓国など各国で資料調査及び意見聴取を行うことができた。具体的には、米国議会図書館、韓国外交史料館等での資料調査を行ったほか、韓国外交部をはじめとする各国政府機関や研究機関で意見聴取を実施した。 そのほか、中国から研究者を招聘し、研究分担者、研究協力者等とともに中国の対北朝鮮政策の変遷について集中的な意見聴取を実施するとともに、研究代表者の所属先においてセミナーを開催することもできた。さらに、研究体制全体による研究会を開催し、本研究プロジェクトの方向性につき再確認し、随時個別研究の進捗状況を報告しあうとともに共同研究としての整合性を保ちつつ、それぞれの分野において個別に学会発表、論文執筆を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
北朝鮮情勢が流動的になったため、研究の全体的な方向性を討議するのに時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
核・ミサイル開発をめぐる外交を主たる研究対象として検証を継続するとともに、引き続き各国における現地調査を進め、研究体制全体による研究会を開催し、本研究プロジェクトの方向性につき再確認する。最終年度に向けて論文の執筆や学会発表を本格化させる。
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