研究課題/領域番号 |
18H00887
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
新藤 晴臣 大阪市立大学, 大学院都市経営研究科, 教授 (70440188)
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研究分担者 |
田路 則子 法政大学, 経営学部, 教授 (00322587)
鹿住 倫世 専修大学, 商学部, 教授 (00349193)
福嶋 路 東北大学, 経済学研究科, 教授 (70292191)
佐藤 幸人 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 新領域研究センター, 研究センター長 (90450460)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | グローバル・アントルプルヌールシップ / 機会認識 / ボーン・グローバル企業 |
研究実績の概要 |
本研究では、米国、欧州、アジア、日本のボーン・グローバル企業が、進出元・進出先の地域の経営資源を結合して、起業機会を事業化するプロセスを丹念に追って、グローバル経営を推進するメカニズムを明らかにすることを目的とする。特に、起業機会を発見して最短で事業化を目指したのか、試行錯誤しながら、時間をかけて機会を創出したのかに注目する。すなわちハイテクであるほど、機会創出型になり、事業化の難度は上がると想定している。 具体的には、ボーン・グローバルに関する分類である「知識ベース型/知識集約型」と起業機会に関する分類である「機会発見型/機会創造型」の2軸をもとに、4種類の類型化を行う。これら4種類の組み合わせにおいて、資源調達の多さと競合の高さのミックスについて仮説を示すことを目指している。 上記の目的を達成するため、本年度はスウェーデン・ヨーテボリ地域、米国・サンディエゴ地域、台湾、日本のボーン・グローバル企業についての追加調査を実施したほか、フランス・パリ地域、イタリア・フィレンツェ地域についても調査を行った。具体的には、これら地域における代表的なボーングローバル企業への追加インタビュー調査を実施したほか、新たに追加された2地域については、基礎情報の収集を実施した。その結果、世界の各地域におけるボーン・グローバル企業の状況、起業インフラの相違、グローバル化の状況について立体的に把握することが可能となった。 また本年度は2年目ということもあり、本研究に関連する成果の普及に努めた。具体的な今年度の成果としては、雑誌論文5本、学会発表6件(国際発表3件含む)、図書1冊(共著)が挙げられる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度はスウェーデン・ヨーテボリ地域、米国・サンディエゴ地域、台湾、日本のボーン・グローバル企業についての追加調査を実施したほか、フランス・パリ地域、イタリア・フィレンツェ地域についても調査を行った。具体的には、これら地域における代表的なボーングローバル企業への追加インタビュー調査を実施したほか、新たに追加された2地域については、基礎情報の収集を実施した。その結果、世界の各地域におけるボーン・グローバル企業の状況、起業インフラの相違、グローバル化の状況について立体的に把握することが可能となった。 またこれらの成果としては、雑誌論文5本、学会発表6件(国際発表3件含む)、図書1冊(共著)が挙げられる。 以上の点から、【現在までの進捗状況】については、「(2)おおむね順調に進展している」と判断した。
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今後の研究の推進方策 |
本年度は、スウェーデンのヨーテボリ地域、米国サンディエゴ地域、中国北京・深セン地域、台湾、日本のボーン・グローバル企業について、最終的な追加調査を行うことを予定している。これにより本研究の命題となる、「知識ベース型/知識集約型」と起業機会に関する分類である「機会発見型/機会創造型」の2軸をもとに、4つの成長パターンについて、国・地域別に解明を進めていく。 また本年度は最終年度ということもあり、本研究の幹になりうる研究成果の普及を目指す。具体的には、これまで収集したデータをもとに、単著をはじめとする柱となる書籍の出版を目指すほか、国内外の学会での発表や論文投稿を通じて、成果普及を行っていく。
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