研究課題/領域番号 |
18H00893
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研究機関 | 武蔵大学 |
研究代表者 |
高橋 徳行 武蔵大学, 経済学部, 教授 (60366838)
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研究分担者 |
鹿住 倫世 専修大学, 商学部, 教授 (00349193)
西口 敏宏 武蔵大学, 総合研究機構, 研究員 (20270928)
伊藤 誠悟 武蔵大学, 経済学部, 教授 (80612275)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | アントレプレナーシップ / コミュニティ / 女性起業家 / 政府調達 / 企業間関係 |
研究実績の概要 |
第1には、諸外国における起業家活動のジェンダーギャップおよび、女性起業支援プログラムの内容について公表資料等により情報収集・分析を行った。「GEM Women’s Entrepreneurship Report 2021/2022」によれば参加した47か国における初期起業活動指数(TEA)の平均は、男性が13.6%であるのに対し、女性は10.4%であった。現状としてこのような差異があることを前提として、女性の起業の特徴を理解し、適切な支援プログラムを構築する必要があることがわかった。実際に国内で女性向け起業支援プログラムを実施している団体等をインタビュー調査、あるいは公表資料を分析し、男性の起業家活動を標準とせずに、女性の支援ニーズや起業の特徴を踏まえた支援プログラムを実施している団体等が、女性起業支援において成果を上げていることがわかった。 第2には、組織外の情報や知識を積極的に獲得しようとする組織にはどのような特徴があるのかに関して研究を行った。アンケートにより収集したデータを分析し、組織内の心理的安全性、メンバーの創造的行動へのリーダーの理解や援助と、越境的学習行動との因果関係を検討した。その成果の一部をワーキング・ペーパーにまとめた。 第3には、次の大きな研究出版活動へ繋がることを企図して準備された計8本の草稿を武蔵大学ディスカッションペーパーとして上梓した。 第4には、アントレプレナーシップにおけるロールモデルの存在をネットワークの重要な結節点とみなし、その有無が起業活動にどの程度影響を与えるかの国際比較を行い、日本の起業活動の弱さは、そのような結節点を有する起業家予備軍が少ないことであるという結論を導いた。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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