研究課題
欧州ラグジュアリーブランドの「ものづくりブランド化」の過程を解明し、これを我が国の地場・伝統企業へ応用することを目指している。ルイ・ヴィトンやグッチなどのラグジュアリーブランドは、小規模家業から世界的に飛躍した「ものづくり企業」であり、欧州における地場・伝統企業であるといえる。一方、我が国には老舗や地場・伝統企業は多く存在するが、多くは衰退し続けて危機的な状況にある。そこで本研究では、欧州の「ものづくり企業」が世界的なラグジュアリーブランドに飛躍したのは、単なる最終製品だけをブランド化したのではなく、製作過程も含めてものづくり自体をブランド化したとの観点からその過程を解明し、その戦略と過程を我が国の地場・伝統企業に適用して、復活・再生するだけでなく「ジャパンブランド」として世界に飛躍しラグジュアリーブランド化する条件や道筋、および具体的な手段や方法論を構築・提示することを目的としている。ブランド戦略については、欧州ラグジュアリーブランドがブランド化において、歴史、土地、人物、技術をブランド要素化(経営資源)としていると分析した。また、1906年創設の万年筆ブランドながら1997年より展開している時計事業について、歴史、土地、人物、技術をブランド要素化(経営資源)としている事例を分析した。合わせて、感性工学を活用した「感性に訴えるものづくり」を取り上げ、理論構築と事例による検証を行った。以下の研究を行い、著書2冊、学術論文14編、学会発表11件を成果発表した。
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2023 2022 その他
すべて 雑誌論文 (14件) (うち国際共著 5件、 オープンアクセス 11件、 査読あり 6件) 学会発表 (11件) (うち招待講演 1件) 図書 (4件) 備考 (1件)
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http://www.f.waseda.jp/nagasawa/research/index.html