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2022 年度 研究成果報告書

ポスト成長期における先進産業地域の持続可能性とまちづくり

研究課題

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研究課題/領域番号 18H00925
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分08010:社会学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

丹辺 宣彦  名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (90212125)

研究分担者 中根 多惠  愛知県立芸術大学, 音楽学部, 准教授 (10774515)
三田 泰雅  四日市大学, 総合政策学部, 教授 (30582431)
中村 麻理  名古屋文理大学, 健康生活学部, 教授 (60434635)
山口 博史  徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 准教授 (70572270)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード産業都市 / 集合行為 / 社会的ネットワーク / グローバル化 / 生活環境 / まちづくり
研究成果の概要

本研究では、コロナ禍の影響を受け実施時期の変更や中止を余儀なくされた調査項目もあるものの、期間中に予定していた主要調査、すなわち四日市市住民向けの質問紙調査とまちづくり団体・企業へのインタビュー調査をおこなうことができ、豊田市の第三次質問紙調査を実施することができた。これらのデータをもとに「地縁性」に注目し、先進産業都市・地域の社会構造・住民意識・集合行為と持続可能性に関する分析をさらに進展させた。これらを通じて、シカゴ派も新都市社会学もとらえることができなかった先進産業都市・地域の特徴を示すことができた。またその過程で、中国・南京大学および東南大学との研究交流も進展させることができた。

自由記述の分野

社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究を通じて、経済のグローバル化と人口構造の変化が、先進産業地域の社会構造、住民意識、集合行為に及ぼす影響を実証し、開発と定住の経緯を踏まえた生活環境とまちづくりの関係を示した。理論面では、長期間発展した産業都市で「規則的/規制された」動的密度が高くなり、地縁性の高い公共空間が実現しうることを示した。これにより、シカゴ派的都市論やマルクス派の階層分析とは異なる新たな地域研究の視点も提示することができた。これらの地域では、非通念的な市民文化を移植するだけでなく、格差拡大と閉鎖性を抑えながら地縁的・通念的な価値を更新し、住民間の合意を得ながら市民活動を活性化する方途も有効であることが示唆される。

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公開日: 2024-01-30  

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