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2020 年度 実績報告書

児童の代替的ケアをめぐる国際比較研究-日本、韓国、イギリス、ドイツを中心に

研究課題

研究課題/領域番号 18H00950
研究機関福岡県立大学

研究代表者

細井 勇  福岡県立大学, 人間社会学部, 特任教授 (70190204)

研究分担者 森 茂起  甲南大学, 文学部, 教授 (00174368)
伊藤 篤  甲南女子大学, 人間科学部, 教授 (20223133)
三上 邦彦  岩手県立大学, 社会福祉学部, 教授 (20381311)
杉野 寿子  福岡県立大学, 人間社会学部, 教授 (30412373)
稲葉 美由紀  九州大学, 基幹教育院, 教授 (40326476)
阪野 学  四條畷学園短期大学, その他部局等, 教授(移行) (50773636)
鬼塚 香  福岡県立大学, 人間社会学部, 講師 (60735992)
西澤 哲  山梨県立大学, 人間福祉学部, 教授 (90277658)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード児童福祉 / 国際比較 / ソーシャルペダゴジー / 社会的養護 / 代替的ケア
研究実績の概要

児童・青少年の代替的ケアの国際比較研究は、ソーシャルペダゴジーをめぐる国際比較研究へと展開してきた。2019年年計画として、9月のデンマーク出張は実現できたが、2020年3月に計画していたノルウエー、ベルギー、ドイツへの出張調査は、コロナ感染の発生により急遽取り止めることになった。とくに、ノルウエーでオスロ大学のストロー教授と面談する計画が実現しなかったのは誠に残念であった。しかしながら、2020年3月、2019年3月のイギリス出張の報告書をまとめ、刊行することができた。
2020年度の計画では、2020年6月には、第5回日本ソーシャルペダゴジー学会の学術集会との共催で、スコットランドのマーク・スミス教授を招聘しての国際シンポジウムを企画したが、コロナ感染の影響で出国は困難ということで、延期となってしまった。海外出張が困難な状況であることから計画の見直しを迫られ、3年計画の本共同研究を1年延長することを決定した。
2021年度は、1年延長となった本共同研究の完成年度であるが、国内でできることに計画を焦点化した。2021年5月には、日本ソーシャルペダゴジー学会との共催事業として細井と森は児童ケアの国際比較ないしソーシャルペダゴジーについてミニ講座を開催した。同年7月には、デンマークのペタゴーであるトリーネ女史を招いて「デンマークのペタゴー養成について」のミニ講座を開催した。同年9月には、第6回日本ソーシャルペダゴジー学会の学術集会との共催事業として、スミス教授をオンラインで招き、国際シンポジウムを実現することができた。
2021年3月には、上記のシンポジウムについて報告書を作成・刊行した。同時に、これまでの4年間の研究成果を「研究成果報告書」としてまとめ、刊行することができた。

現在までの達成度 (段落)

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (28件)

すべて 2022 2021 2020

すべて 雑誌論文 (15件) (うち査読あり 5件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (8件) 図書 (5件)

  • [雑誌論文] フィリピンにおけるストリートチルドレン支援団体、カンルンガン・サ・エルマ -その設立の理念と活動についてー2022

    • 著者名/発表者名
      細井勇
    • 雑誌名

      科研費共同研究「児童ケアの代替的ケアをめぐる国際比較研究-日本、韓国、イギリス、ドイツを中心にー」成果報告書

      巻: なし ページ: 53ー69

  • [雑誌論文] ソーシャルペダゴジー概念の意義 -ヨーロッパの状況を踏まえてー2022

    • 著者名/発表者名
      森茂起
    • 雑誌名

      科研費共同研究「児童ケアの代替的ケアをめぐる国際比較研究-日本、韓国、イギリス、ドイツを中心にー」成果報告書

      巻: なし ページ: 4 -13

  • [雑誌論文] 保育相談支援とソーシャルペダゴジー2022

    • 著者名/発表者名
      伊藤篤
    • 雑誌名

      科研費共同研究「児童ケアの代替的ケアをめぐる国際比較研究-日本、韓国、イギリス、ドイツを中心にー」成果報告書

      巻: なし ページ: 12-17

  • [雑誌論文] 乳幼児保育・幼児教育の場における保護者支援のあり方(1)―困難事例に関する保護者支援研究の視座―2022

    • 著者名/発表者名
      伊藤篤・大西晶子
    • 雑誌名

      甲南女子大学研究紀要(人間科学編)

      巻: 58 ページ: 121-128

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] ソーシャルペダゴジー理論と実践の学びから見えてきた日本のソーシャルワーク理論と実践の課題2022

    • 著者名/発表者名
      鬼塚香
    • 雑誌名

      科研費共同研究「児童ケアの代替的ケアをめぐる国際比較研究-日本、韓国、イギリス、ドイツを中心にー」成果報告書

      巻: なし ページ: 18-30

  • [雑誌論文] 施設職員の専門性とソーシャルペダゴジー2022

    • 著者名/発表者名
      阪野学
    • 雑誌名

      科研費共同研究「児童ケアの代替的ケアをめぐる国際比較研究-日本、韓国、イギリス、ドイツを中心にー」成果報告書

      巻: なし ページ: 31-36

  • [雑誌論文] 最近のバナードーズの動向2022

    • 著者名/発表者名
      三上邦彦
    • 雑誌名

      科研費共同研究「児童ケアの代替的ケアをめぐる国際比較研究-日本、韓国、イギリス、ドイツを中心にー」成果報告書

      巻: なし ページ: 37-52

  • [雑誌論文] 心理療法で語られるトラウマの物語2021

    • 著者名/発表者名
      森茂起
    • 雑誌名

      精神分析的心理療法フォーラム

      巻: 9 ページ: 83-90

  • [雑誌論文] 社会的養護にかかる人材の確保・育成・定着について―施設、養成校、研修機関の連携と協働が拓く人材共育の可能性―2021

    • 著者名/発表者名
      増沢高・橘川英和・橋本達昌・伊藤篤・川並利治
    • 雑誌名

      子どもの虐待とネグレクト

      巻: 23-2 ページ: 175-181

  • [雑誌論文] わが国でソーシャルワーカーが行うクライエントの日常生活支援の理論化に向けた課題~『Social Pedagogy Tree』を手掛かりに~」2021

    • 著者名/発表者名
      鬼塚香
    • 雑誌名

      草の根福祉

      巻: 51 ページ: 92-103

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 保幼小連携におけるアプローチカリキュラムに関する研究の動向と課題2021

    • 著者名/発表者名
      池田孝博・杉野寿子・大久保淳子・鷲野彰子・中原雄一・伊勢慎
    • 雑誌名

      福岡県立大学人間社会学部紀要

      巻: 29-2 ページ: 215-223

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] SDGsと地域共生社会の視点による社会福祉実践-多様な社会ニーズに対応する事例から-2021

    • 著者名/発表者名
      杉野寿子・稲葉美由紀・西垣千春
    • 雑誌名

      草の根福祉

      巻: 51 ページ: 104-115

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 「社会的養育」のための人材育成-ソーシャルペダゴジーを参照して2020

    • 著者名/発表者名
      森茂起
    • 雑誌名

      子どもの虐待とネグレクト

      巻: 22 ページ: 48-55

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 家庭的養護の推進における里親養育の現状と課題についての一考察2020

    • 著者名/発表者名
      阪野学
    • 雑誌名

      四條畷学園短期大学紀要

      巻: 53 ページ: 72-79

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 保育士養成課程における保健・健康の学びに関する研究2020

    • 著者名/発表者名
      杉野寿子・田中美樹・吉川未桜・吉田麻美・中原雄一・池田孝博
    • 雑誌名

      福岡県立大学人間社会学部紀要

      巻: 29-1 ページ: 73-80

    • オープンアクセス
  • [学会発表] 社会的養育における里親委託の現状と課題2022

    • 著者名/発表者名
      阪野学
    • 学会等名
      日本児童養護実践学会第14回研究大会
  • [学会発表] ヨーロッパのソーシャルペダゴジー事情2021

    • 著者名/発表者名
      森茂起
    • 学会等名
      日本ソーシャルペダゴジー学会,5回大会
  • [学会発表] 小規模型施設の夜間管理体制について-施設の小規模化の課題-2021

    • 著者名/発表者名
      阪野学
    • 学会等名
      第13回日本児童養護実践学会(オンライン開催)
  • [学会発表] 親権代行における養育里親の限界-連帯・身元保証における制度の不備-2021

    • 著者名/発表者名
      阪野学
    • 学会等名
      第13回日本児童養護実践学会(オンライン開催)
  • [学会発表] 子ども福祉と教育を横断するソーシャルペダゴジー概念に学ぶ2020

    • 著者名/発表者名
      森茂起
    • 学会等名
      日本子ども虐待防止学会 いしかわ金沢大会,オンライン開催
  • [学会発表] 社会的養育のあるべき姿―「ソーシャルペダゴジー」を参照して2020

    • 著者名/発表者名
      森茂起
    • 学会等名
      第61回日本児童青年精神医学会総会,
  • [学会発表] 地域にひらかれた子育て~人をつなぎ、世代をつむぐ、そして地域と地域をむすぶ~:地域子育て支援拠点事業の多様性と事業の質向上に向けた取組2020

    • 著者名/発表者名
      伊藤篤
    • 学会等名
      日本子育て学会第12回大会(オンライン大会)
  • [学会発表] 社会的養護にかかる人材の確保・育成・定着について ~施設、養成校、研修機関の連携と協働が拓く、人材共育の可能性~」において「教員・保育士の養成からみえてくるもの2020

    • 著者名/発表者名
      伊藤篤
    • 学会等名
      日本子ども虐待防止学会第26回学術集会いしかわ金沢大会(オンライン大会)
  • [図書] トラウマセラピーのためのアセスメントハンドブック2021

    • 著者名/発表者名
      野呂浩史(企画・編集)
    • 総ページ数
      296
    • 出版者
      星和書店
  • [図書] 複雑性PTSDの臨床実践ガイド―トラウマ焦点化治療の活用と工夫2021

    • 著者名/発表者名
      飛鳥井望編
    • 総ページ数
      208
    • 出版者
      日本評論社
  • [図書] 事例で学ぶ社会的養護2021

    • 著者名/発表者名
      大西雅裕・山川宏和・浦田雅夫
    • 総ページ数
      116
    • 出版者
      八千代出版
  • [図書] SDGs時代のESDと社会的レジリエンス2020

    • 著者名/発表者名
      佐藤真久・北村友人・馬奈木俊介(編著)
    • 総ページ数
      158
    • 出版者
      筑波書房
  • [図書] 保育と子ども家庭支援論2020

    • 著者名/発表者名
      井村圭壮・今井慶宗編著
    • 総ページ数
      180
    • 出版者
      勁草書房

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公開日: 2022-12-28  

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