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2021 年度 研究成果報告書

社会参加支援による認知症の予防に向けた心理社会的経路の解明に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18H00955
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分08020:社会福祉学関連
研究機関名古屋女子大学 (2021)
星城大学 (2018-2020)

研究代表者

竹田 徳則  名古屋女子大学, 付置研究所, 教授 (60363769)

研究分担者 平井 寛  山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (20387749)
加藤 清人  平成医療短期大学, リハビリテーション学科, 教授 (90741794)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード認知症予防 / 社会参加 / 通いの場 / 心理社会的要因
研究成果の概要

本研究目的は、認知症予防に資する心理社会的経路を通いの場(サロン)参加群と非参加群の大規模データを用いて明らかにする。1)2013年-2016年2時点分析では、新規社会参加「あり」を予測するオッズ比は、非参加群1.00に対し、例えばスポーツの会は継続参加群3.53、新規参加群3.77で有意に高く他の会でも同様であった。2)うつ発症では非参加群に対して、継続参加群は0.62と有意に低かった。3)一方、一自治体横断分析では、コロナ禍の影響でサロン休止後再開への継続参加者は半数に留まっていた。サロン参加により心理社会面を豊かにできる可能性とコロナ禍での参加のあり方を検討する重要性が示唆された。

自由記述の分野

高齢者健康支援学

研究成果の学術的意義や社会的意義

高齢者の要介護化原因一位の認知症予防策として発症と関連のある心理社会面に着目した対応策が求められている。また、高齢者の孤立や孤独に対して社会的なつながりや居場所づくりが提案されているなか、本研究では通いの場への新規参加や継続参加が、さらなる他の社会参加につながる可能性と通いの場参加に伴う心理社会面の良好な変化をもたらす可能性を示した。これは認知症発症と孤独や孤立の予防策双方に通ずる可能性を包含している。その一方で今後も繰り返される可能性が高い新型コロナウイルス感染拡大時の通いの場の開催や参加のあり方を検討することが、認知症予防・介護予防ではさらなる検討課題であることを明らかにした。

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公開日: 2023-01-30  

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