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2022 年度 実績報告書

障害者の文化芸術活動の実践分析に基づくエンパワメント評価及び支援システム開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 18H00977
研究機関神戸大学

研究代表者

津田 英二  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (30314454)

研究分担者 稲原 美苗  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (00645997)
松岡 広路  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (10283847)
岡崎 香奈  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (20737332)
大田 美佐子  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (40362751)
清野 未恵子  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (40570966)
赤木 和重  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (70402675)
猪原 風希  神戸大学, 附属学校部, 特別支援学校教諭 (10915226)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード文化芸術活動 / 障害者 / アクションリサーチ / 日韓比較 / 生涯学習 / 価値のジレンマ / 支援者の葛藤
研究実績の概要

日本社会教育学会において継続的に障害者の文化芸術活動を含む生涯学習をテーマにした研究協議を行い、2022年6月4日と9月16日にオンラインの公開研究会を実施し、協議に参加した。また、基礎教育保障学会でもこのテーマについて9月4日の研究大会で公開協議を行った。12月10日には組織間の交流協定に基づき、韓国ナザレ大学、社団法人ラハプとの研究交流集会を主催し神戸大学で実施した。日常的には、兵庫県を舞台とした障害者の文化芸術活動を中心とした学びの機会の創出モデル開発を行った。加えて、附属施設「のびやかスペースあーち」におけるアクションリサーチの継続、知的障害者を対象とした体験新喜劇プログラム開発、附属特別支援学校におけるアクションリサーチなども継続した。
これらの研究成果の公開は、各種の研究論文の他、学会等での協議における口頭発表、報告書の作成等などでも行った。また、研究代表者の単著執筆に取り組み研究成果を反映させた(2023年5月刊行予定)。その中で特に、障害者の文化芸術活動と生涯学習の実践面・研究面での親近性に着目し、障害者の文化芸術活動推進における学びの過程、機能分化による障害をめぐる人の分断を修正する文化芸術活動の力、学校教育の役割、特に特別支援学校における文化芸術活動支援の可能性を追究した。また、海外とは障害者の文化芸術活動推進政策と生涯学習推進政策の日韓比較、障害者の文化芸術活動推進のための国際協調に向けたネットワーク形成を推進した。

現在までの達成度 (段落)

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (27件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (9件) (うち国際共著 1件、 査読あり 6件) 学会発表 (15件) (うち国際学会 4件、 招待講演 5件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] 知的障害青年の大学教育プログラムはなにをもたらしたか:教育専門職養成大学における3年間の実践を通して~2023

    • 著者名/発表者名
      赤木和重、川地亜弥子、津田英二、河南勝、佐藤知子、殿垣亮子、柴田眞砂子、黒川陽司
    • 雑誌名

      神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要

      巻: 16(2) ページ: 87-95

    • 査読あり
  • [雑誌論文] A Dialogue between the Body Schema and the Body Image: A Case of Mild Athetoid Cerebral Palsy2023

    • 著者名/発表者名
      INAHARA, Minae
    • 雑誌名

      PHILOSOPHY & CULTURAL EMBODIMENT

      巻: 3(1) ページ: 1-9

    • 査読あり / 国際共著
  • [雑誌論文] 障害者の文化芸術活動におけるエンパワメントの過程~「思うようにならなさ」をめぐる表現者と支援者の葛藤の共振~2022

    • 著者名/発表者名
      井上太一、猪原風希、津田英二
    • 雑誌名

      神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要

      巻: 16(1) ページ: 83-94

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 大槻宏樹『「依存」の思想-「生きる」ための支点』早稲田大学出版部、2020年2022

    • 著者名/発表者名
      津田英二
    • 雑誌名

      社会教育学研究

      巻: 58 ページ: 134-135

  • [雑誌論文] 発達障害 空気を読まずに、言いたい放題2022

    • 著者名/発表者名
      津田英二
    • 雑誌名

      こころの元気

      巻: 16(4) ページ: 48-49

  • [雑誌論文] 特別支援学校教員を対象とした協調運動の困難な知的障害児の理解と支援に関する意識調査2022

    • 著者名/発表者名
      石井正幸, 赤木和重
    • 雑誌名

      SNEジャーナル

      巻: 28 ページ: 148-161

  • [雑誌論文] コロナ禍でみえてきたもの――ニューノーマルと障害者についての哲学的考察2022

    • 著者名/発表者名
      稲原美苗
    • 雑誌名

      法と哲学

      巻: 8 ページ: 107-132

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 哲学カフェ企画運営から大学生が得た学びの検討 ―立場や考え方の異なる他者との対話実践―2022

    • 著者名/発表者名
      稲原美苗, 三井規裕
    • 雑誌名

      思考と対話

      巻: 4 ページ: 68-74

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 当事者性の交差を生むESDプラットフォーム創成実践の方法と課題2022

    • 著者名/発表者名
      松岡広路
    • 雑誌名

      社会教育学研究

      巻: 58 ページ: 56-57

    • 査読あり
  • [学会発表] 対人援助専門職養成に寄与するPBL対話的事例シナリオ教育の探究―非認知能力に着目してー(指定討論)2023

    • 著者名/発表者名
      赤木和重
    • 学会等名
      第29回大学教育研究フォーラム
  • [学会発表] 現代社会において他者とつながることとは? 広がりをもつ自己について考える(指定討論)2023

    • 著者名/発表者名
      赤木和重
    • 学会等名
      日本発達心理学会第34回大会
  • [学会発表] 障害のある子どもたちによる 即興的表現と創造的知性2023

    • 著者名/発表者名
      赤木和重
    • 学会等名
      パフォーマンスアプローチ心理学研究会第12回
  • [学会発表] 日本のインクルーシブ教育の在り方 ~アメリカの小さな異年齢学校を通して~2023

    • 著者名/発表者名
      赤木和重
    • 学会等名
      早稲田大学インクルーシブ教育学会
  • [学会発表] インクルーシヴな社会に向かうリテラシーとは何か2022

    • 著者名/発表者名
      猪原風希、津田英二
    • 学会等名
      基礎教育保障学会第7回研究大会
  • [学会発表] 障害者生涯学習政策5年間の検証:政策支援の立場から2022

    • 著者名/発表者名
      津田英二
    • 学会等名
      第6回全国障がい者生涯学習支援研究集会
    • 招待講演
  • [学会発表] 日本の障害者文化芸術職業の現状及び事例2022

    • 著者名/発表者名
      津田英二
    • 学会等名
      韓日発達障害者文化芸術交流セミナー「文化芸術分野の職業事例共有」
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] 表現することと学ぶこと2022

    • 著者名/発表者名
      赤木和重、
    • 学会等名
      日韓交流セミナー「障害者の文化芸術活動と生涯学習」
    • 国際学会
  • [学会発表] インクルーシブな場と障害児の学習権:特別支援学級・学校の在籍率の視点から(課題研究2 話題提供)2022

    • 著者名/発表者名
      赤木和重
    • 学会等名
      教育目標・評価学会
  • [学会発表] 特別支援学校教師は,軽度知的障害のある青年の障害受容をどのように捉えているか2022

    • 著者名/発表者名
      生田邦紘, 赤木和重
    • 学会等名
      日本特殊教育学会第60回大会
  • [学会発表] 中学部以降の不器用な知的障害児への運動介入効果について:特別支援学校中学部生徒のサーキットトレーニングを通し た協調運動の変化に着目して2022

    • 著者名/発表者名
      石井正幸, 赤木和重
    • 学会等名
      日本特殊教育学会第60回大会
  • [学会発表] 当事者学から考える障害者支援2022

    • 著者名/発表者名
      稲原美苗
    • 学会等名
      第4回作業所学会
    • 招待講演
  • [学会発表] A Dialogue between the Body Schema and the Body Image: A Case of Mild Athetoid Cerebral Palsy:2022

    • 著者名/発表者名
      Minae Inahara
    • 学会等名
      Face-Body Studies Wrap-up Symposium
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] Philosophical Dialogue and Empowerment2022

    • 著者名/発表者名
      池田喬, 稲原美苗
    • 学会等名
      第20回子どもの哲学国際学会
    • 国際学会
  • [学会発表] 響き合う ふくしと学びと SDGs ~今、改めて、つながりを問う」2022

    • 著者名/発表者名
      松岡広路
    • 学会等名
      日本福祉教育・ボランティア学習学会第28回研究大会
    • 招待講演
  • [図書] 障害者の文化芸術活動と生涯学習2022

    • 著者名/発表者名
      津田英二編
    • 総ページ数
      99
    • 出版者
      神戸大学大学院人間発達環境学研究科ヒューマン・コミュニティ創成研究センター
  • [図書] 友だちのこまったがわかる絵本:みんなちがってみんないい2022

    • 著者名/発表者名
      赤木和重監修
    • 総ページ数
      47
    • 出版者
      金の星社
  • [図書] 応用心理学ハンドブック2022

    • 著者名/発表者名
      赤木和重他
    • 総ページ数
      858
    • 出版者
      福村出版

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公開日: 2023-12-25  

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