研究課題
最終年度2021年度はコロナ禍にあり現地への渡航がかなわなかった。一方、期間延長した2022年度は現地でフィールド調査を再開することができた。成果を3点にまとめる。1.参加型アクション・リサーチの試行(インドネシア、ザンビア):都市スラムに居住する小中学生を対象に「(サニテーションキャンプ)」と称する参加型アクション・リサーチを実施した。時差の問題や言語(英語)の意思疎通、ネットワーク回線に問題があったもののインドネシアー日本ーザンビアの3カ国をインターネットで繋いで子どもたちの交流を行った。2.子どもクラブの活動の発信と世代交代の仕組みづくり(ザンビア):首都ルサカにおいて、小学生と若者団体(Youth Group)の有志で設立した「子どもクラブ」によって実施してきたアクション・リサーチをインターネット(SNS)で世界に発信するため、ルサカ在住の民間企業から講師を招き、実践的なワークショップを行った。さらに、科研費プロジェクトの終了後を見据えて子どもクラブが自走できる世代交代の仕組みを構築した。3.現地のカウンターパートの活動に役立たせる資料(Picture Book)の制作(インドネシア、ザンビア):インドネシア、バンドン市の都市スラム地区において、長年にわたり現地カウンターパート(BRIN:インドネシア国立研究革新庁)と共同研究を行ってきた。また、ザンビアの首都ルサカ市の都市スラムにおいて小学生と若者(青年団員)からなる子どもクラブを創設し、地域のWASH(水、トイレ、衛生)に関する参加型アクション・リサーチを実施した。2022年度は、これらの活動について、現地カウンターパートや子どもクラブの今後の活動に資する印刷媒体(Picture Boook:写真やイラストを中心として現地語および英語で簡単な説明を付けた写真集)を協働して制作した。
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 2件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (36件) (うち国際学会 26件、 招待講演 5件) 図書 (8件) 備考 (1件)
Sanitation
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https://smilelab.ac/