研究課題
日本で今後もさらに増加が見込まれ,とりわけ大阪府下では一部の学校での集中在籍ではなく,府下全域で在籍が拡がってきている外国にルーツのある子どもたちに関して,かれらの教育課題に適切に対応できる教員やチーム学校人材の輩出を行うことは,教育大学に課された使命であり社会的責任である。本プロジェクトでは,2019年度より試行的に,また2020年度より副専攻プログラムとして制度化した上で,20単位相当の「外国にルーツのある子どもの教育プログラム」を学生に提供してきた(詳細は以下のホームページを参照:https://diversity.osaka-kyoiku.ac.jp/foreign/course/)。プログラムは日本語教育に関連する科目が4科目8単位(ことばの獲得と学習支援,日本語教育概論A・B,日本語教材論),異文化理解・文化的多様性と教育の関わりを扱う科目(多文化教育科目)が4科目8単位(外国人児童生徒教育,世界の教授法・世界の教科書,子どもの多様性と教育,異文化間教育),およびインターンシップ関連科目が4単位相当からなり,日本語教育と多文化教育の間でバランスの取れた構成となっている。このうち,ことばの獲得・世界の教授法・子どもの多様性の3科目がこのプログラムのために新規開講された科目である。新規開講された3科目はいずれもオムニバス授業であり,教科教育を中心として,多くの教員の協力を仰いでいる。インターンシップについては,大阪市・八尾市等で外国にルーツのある児童生徒が多く在籍する小中学校,および大阪市内の日本語指導が必要な子どもの教育センター校などを中心に実施している。プログラムに登録した上で所定の単位を履修した学生には,卒業時に学校教育法施行規則に基づく学修証明書が交付される。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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日本教育大学協会研究年報
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母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究
巻: 17 ページ: 1-25
グローバルセンター年報(大阪教育大学グローバルセンター)
巻: 25 ページ: 2-13
巻: 24 ページ: 1-29
https://diversity.osaka-kyoiku.ac.jp