研究課題/領域番号 |
18H01014
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研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
森山 潤 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (40303482)
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研究分担者 |
村松 浩幸 信州大学, 学術研究院教育学系, 教授 (80378281)
山本 利一 埼玉大学, 教育学部, 教授 (80334142)
田口 浩継 熊本大学, 大学院教育学研究科, 教授 (50274676)
大谷 忠 東京学芸大学, 教育学研究科, 教授 (80314615)
宮川 洋一 岩手大学, 教育学部, 教授 (70552610)
菊地 章 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 特命教授 (20127822)
楊 萍 熊本大学, 大学院教育学研究科, 教授 (70253705)
上野 耕史 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター研究開発部, 教育課程調査官 (20390578)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 技術教育 / 技術リテラシー / 教育課程 / 枠組み |
研究実績の概要 |
本研究の目的は,認識科学と設計科学とを架橋したシステム的な見方・考え方を軸に,初等中等教育における新しいテクノロジーに関する教育の体系を構築することである。本研究では,これまでに先進諸外国の技術教育及びSTEM/STEAM教育に関する向把握,児童生徒を対象とした技術リテラシーの育成状況に関する実態把握等を行い,得られた知見に基づく新しい技術リテラシー教育枠組みを策定した。 2021年度は,2020年度までに策定した新しい技術リテラシー教育の枠組み,内容知,方法知の構成を整理した後,これらをブラッシュアップし,一般社団法人 日本産業技術教育学会公式Webサイトより,「次世代の学びを創造する新しい技術教育の枠組み」として刊行した(https://www.jste.jp/main/data/New_Fw2021.pdf)。内容は以下の通りである。 1. 背景及び問題の所在,2. 用語の整理,3. 技術教育の対象範囲,4. 技術教育の類型と役割,5. 技術リテラシーの概念,6. 技術リテラシー教育の目標,7. 技術リテラシー教育と汎用的な資質・能力,8. 技術リテラシー教育の構成,9. 技術リテラシー教育と STEM/STEAM 教育,10. まとめと今後の研究課題,注及び文献,取り組みの経緯,資料: 内容知・方法知体系表。その上で,同学会全国大会でのシンポジウム,第5回技術教育アイディアソンを開催し,研究成果を共有するとともに,広く学会員から本枠組みに基づく新しい授業実践のイメージについてディスカッションを行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の想定通り,構築した新しい枠組みを,一般社団法人 日本産業技術教育学会の公式Webサイトにて刊行することができたため,「概ね順調に進展している」と判断できる。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度は,2021年度に刊行した「次世代の学びを創造する新しい技術教育の枠組み」に基づいた新たに授業実践のイメージを創出するとともに,本枠組みの提案内容を平易な表現で伝えるためにパンフレット等を作成し,より広く社会からのフィードバックを得る予定である。
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