研究課題
学校教育法の一部を改正する法律(平成30年法律第39条)が2019年4月1日から施行され、教科書の内容を記録した電磁的記録である教材(デジタル教科書)が制度化された。このことにより、デジタル教科書も教科書として認められるようになった。さらに、GIGAスクール構想により、児童生徒1人1台端末と大容量情報通信ネットワークの整備が加速化され、これまで共有使用していた学習用端末を占有して使用できるようになり、中央教育審議会等で、制度設計などの検討を進めている。さらに、令和3年度に、「学びの保障・充実のための学習者用デジタル教科書実証事業」(付属教材を含むデジタル教科書の提供など)、「学習者用デジタル教科書のクラウド配信に関するフィージビリティ検証」を開始した。ますます学校での活用が加速されてきている。本研究では、説明的文章の授業において学習者用デジタル教科書の本文 抜き出し機能を用いた場合,児童がどのような手段と構成で画面を作成するかを検証した。さらに、学習者用デジタル教科書を活用した学習指導モデルの開発を実行し、小学校4年生から6年生までの物語文教材、説明文教材のモデル指導案を合計6つ作成し、協力校での授業と検証を行った。また、これら検証を受けて、 学習者用デジタル教科書を活用した学習指導モデルの改善を行い、同時に、普及段階に移行させた。普及においては、研修についても、そのモデルを作成し、学校で活用するとともに、国語科教育の研修会等で実施する素地はできたと考える。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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