研究分担者 |
能田 昴 尚絅学院大学, 総合人間科学系, 助教 (00803917)
井上 淳 東京電機大学, 未来科学部, 助教 (20609284)
寺内 文雄 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (30261887)
琴坂 信哉 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (30334147)
串山 久美子 首都大学東京, システムデザイン学部, 教授 (30453038)
内藤 千尋 松本大学, 教育学部, 講師 (30734074)
徳永 千尋 日本医療科学大学, 保健医療学部, 教授 (40458617)
東 祐二 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所 障害工学研究部, 研究部長 (40531322)
川口 吾妻 女子美術大学, 芸術学部, 教授(移行) (50169687)
高橋 智 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (50183059)
伊藤 祐子 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (60289973)
田部 絢子 立命館大学, 産業社会学部, 准教授 (70707140)
井上 薫 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (90259143)
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研究実績の概要 |
平成31年度・令和元年度は, 人材育成プログラムの試行と改善を繰り返すと同時に,支援機器開発の社会的側面の検討を行った. まず,医療・福祉系,デザイン系,工学系が融合した人材育成ネットワークの構築として,研究分担者による小規模な人材育成ネットワークを核とした,医療・福祉系,デザイン系,工学系の学生を募集した.結果,参加8校,学生29名(医療・福祉系7名,デザイン系9名,工学系13名),教員17名の参加が得られた. また,人材育成プログラムの試行と改善の継続として,平成30年度開発検討を行った人材育成プログラムをさらにブラッシュアップし,医療・福祉系,デザイン系,工学系各々の教育カリキュラムにシンクロさせるかたちで,モデルカリキュラムを開発した. カリキュラムは,1.科目名(例),2.特徴とねらい,3.方法,4.到達目標,5.スケジュールに分けて整理し,科目名と到達目標(一部共通)を各専門分野別に設定した.特に,スケジュールは,全30時間によって構成され,①オリエンテーション ②ニーズの分析方法(講義)③ニーズの聴取と分析,要求すべき仕様(要求仕様)の決定 ④基本仕様の決定と試作機等の作製⑤試作機の改良と臨床評価 ⑥成果物の進捗結果の発表(リハーサル) ⑦成果物の一般公開(成果発表会)とした. また,学習効果の評価は,取組み態度,成果内容,プレゼンテーション,レポート,アンケート調査等により総合的に評価することとした.本プログラムに参加した学生の自評価結果(アケート調査)として,「障害当事者の支援機器開発に関わる必要性がある」と答えた学生が,開始時で84%,終了時で76%と比較的高く,本プログラムに参加した学生は支援機器開発に意識が高く,それを終了時に実感できたものと考えられた
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