研究課題/領域番号 |
18H01049
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
栗山 直子 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 助教 (90361782)
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研究分担者 |
森 秀樹 昭和女子大学, 人間社会学部, 准教授 (30527776)
齊藤 貴浩 大阪大学, 経営企画オフィス, 教授 (50302972)
楠見 孝 京都大学, 教育学研究科, 教授 (70195444)
西原 明法 東京工業大学, 工学院, 特任教授 (90114884)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | プログラミング教育 / 小学生 / 思考力育成 |
研究実績の概要 |
プログラミング学習の実践を行うにあたり、文献調査や小学校教諭へのインタビュー等によって、プログラミング学習のねらいや獲得が期待される能力等の精査、プログラミング学習の実践を通じて、プログラミング学習を通じて育成される思考力の科学的検証と、発達段階を考慮したプログラミング学習の方法開発を継続的に行った、これらの結果に基づき、発達段階に応じた思考力を育成するプログラミング学習/教育の指導法のさらなる開発(改善)も行ったが、コロナ禍の状況もあり、実践研究においては、2校5~6年生の8クラス程度の実施に留まった。 さらに、今年度はプログラミング教育が必修化されて2年目であり、昨年度の一人一台端末の急速な進展により学校現場も変化をした年であった。プログラミング学習は公教育を中心に、経済的格差を吸収し、誰もが発達の機会を得られることが重要であり、金銭に依存しない地域のネットワークの構築が必要不可欠である。コロナ禍のため実践の現場や地域社会との連携を広く行うことが困難であったが、地域社会の一員である大学としてまずはできることの検討を行こととした。具体的には、代表者のいる東京工業大学の大学院教職科目の「教育インターンシップ」において、大学生に現場に行き児童のプログラミングの学びや、小学校教諭の準備などをサポートするようなインターンシップを実施したが、履修学生・k小学校教諭・大学教員とでカリキュラム作成までは行ったが、実施予定時に履修学生を小学校に派遣するのは感染拡大を懸念し中断したが、繰り越した翌年は同様のやり方で実施できた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナ禍の影響で繰り越したことや、フィールドである小学校などの現場は注意が必要な時期があったので、調整や工夫をしながら実践や調査を行った。
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今後の研究の推進方策 |
コロナ禍のため、上記計画の中の、実践研究については、限られた条件でしか行えなかった。対応策としては、学校現場での実践での調査の実施については、規模を縮小し、実践可能な条件を検討する.ただし,当初の研究計画の目標をできるだけ補完するできるように工夫した調査を実施することとする。
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