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2022 年度 研究成果報告書

「要求特性」再訪:社会心理学データの生成過程の探究

研究課題

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研究課題/領域番号 18H01081
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分10010:社会心理学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

三浦 麻子  大阪大学, 大学院人間科学研究科, 教授 (30273569)

研究分担者 小林 哲郎  神戸大学, 法学研究科, 研究員 (60455194)
清水 裕士  関西学院大学, 社会学部, 教授 (60621604)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード要求特性 / データ生成過程 / Web調査 / 統計的モデリング / 国際比較
研究成果の概要

本研究の目的は,社会心理学データの生成過程における測定誤差がもたらす影響のメカニズムについてミクロ-マクロの多層な観点から解明し,それを統計的にモデリングすることによって妥当な形でデータを補正する方法論を確立することである.「古い」テーマに,現代の社会心理学研究のデータ収集環境が激変していることに呼応した「新たな」スタンスでアプローチした.それが,統計的モデリング―データの発生メカニズムを知り,それを確率分布によって表現することによって,データを予測するための手法―である.要求特性,潜在的態度測定,異なるサンプルを用いた時系列比較の3つのテーマで研究を実施し,それぞれ成果を得た.

自由記述の分野

社会心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

Webを活用した研究の一般化により,社会心理学研究に参加する人々の属性や協力形態は多様化の一途をたどっており,従前より豊かなデータを入手できる期待が増す一方で,研究状況と協力者の行動を研究者が把握・統制することがきわめて困難となっている.そのために,協力者に特定の反応を要求する圧力をもたらす状況的要因と,それへの協力者の反応のいずれもが,これまでとは異なり,かつ多様化している可能性がある.本研究の成果は,3つの異なるテーマについて,それぞれ異なるアプローチで,こうした変化の特徴を精査するものであり,様々なデータに表象される状況的要因を,そのメカニズムを利用して補正する場面に応用可能である.

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公開日: 2024-01-30  

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