p進群の法p表現論を,プロp岩堀Hecke環の表現論と関連付けることにより調べ,法p Langlands対応への貢献を行うことを目標として研究を行った.すでにプロp岩堀Hecke環の既約表現と既約法p表現が部分的に対応することは知られていたが,この対応を圏のレベルでの対応にアップグレードした. その他,コンパクト開部分群の表現論を調べることを目的として,簡約代数群の代数的な表現の理論を研究し,その構造を記述するHecke圏の新しい実現を与えた.また,法p表現同様に重要なp進Banach表現に関連してその主系列表現の既約性に関する研究(Florian Herzig氏との共同研究)を行った.
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