希薄系２チャンネル近藤効果の検証

2019 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 18H01182
• 研究機関: 広島大学
• 研究代表者: 鬼丸 孝博 広島大学, 先進理工系科学研究科(先), 教授 (50444708)
• 研究分担者: 岩佐 和晃 茨城大学, フロンティア応用原子科学研究センター, 教授 (00275009) ; 藤 秀樹 神戸大学, 理学研究科, 教授 (60295467)
• 研究期間 (年度): 2018-04-01 – 2022-03-31
• キーワード: 電気四極子 / 2チャンネル近藤効果 / 中性子散乱 / 核磁気共鳴

研究実績の概要

われわれは，4f2配位のPrイオンが非磁性基底二重項をとる立方晶PrIr2Zn20において，電気四極子に起因する非フェルミ液体的挙動を見出し，2チャンネル近藤格子形成の可能性を指摘した。Prイオンを希薄に含む系Y(Pr)Ir2Zn20の純良単結晶を作製し，極低温0.1 Kまでの電気抵抗率と比熱が非フェルミ液体的挙動を示し，単サイトの四極子近藤効果の理論モデルによる予測と符合することを明らかにした。今年度は，上記のPr希薄系Y(Pr)Ir2Zn20の磁化を0.1 Kまでの極低温領域で測定し，磁場中で-logTの温度依存性を示すことを明らかにした。また，北海道大学柳澤氏との共同研究により弾性定数を測定し，四極子感受率のlogT依存性を観測した。これらの特異な温度依存性は，単サイト２チャンネル近藤効果による予測と一致する。一方，アウクスブルグ大学にて熱膨張・磁歪を測定し，体積熱膨張係数が低温に向かって発散的な温度依存性を示すことを明らかにした。また，関連物質であるPrNb2Al20のNb-NMR実験から，非磁性二重項の磁気励起について，磁場中では結晶場第２励起状態の磁場誘起モーメントが重要であることを提案した。さらに，4f3配位の反強磁性体NdCo2Zn20のCo-NMR実験より，低温の基底状態ならびに磁場中でのスピン-格子緩和時間の温度依存性の異常を見出した。また，関連物質として近藤半金属とされるCe3Ir4Sn13と超伝導体La3Ir4Sn13に着目し，単結晶試料を用いた放射光X線回折より約600 K以下のカイラル構造を明らかにした。このうちCe3Ir4Sn13は2 Kで新たな結晶構造相に相転移し，さらに0.6 K以下で微小な振幅の反強磁気秩序を中性子回折で明らかにした。新物質である立方晶PrMgNi4とPrNi2Mg20が非磁性基底二重項をとることを提案した。

現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

希薄系の2チャンネル近藤効果に関する現在までの研究は順調に進展している。進捗状況については，以下の通りである。
(1) Pr希薄系Y(Pr)Ir2Zn20の単結晶を用いた磁化と弾性定数の測定により，四極子感受率がlogTに従うことを明らかにした。これらの異常な温度依存性は，単サイトの２チャンネル近藤効果の理論モデルによる予測と符合する。一方，体積熱膨張率が低温に向かって発散的に振る舞うことは，単サイトの局在描像のみでは説明できない。また，同型構造のPrNb2Al20のNb-NMR実験から，磁場中で結晶場第２励起状態の磁場誘起モーメントの寄与があることを明らかにした。(2) 4f3配位の反強磁性体NdT2Zn20 (T=Co, Rh, Ir)の非弾性中性子散乱実験より，磁気的な二重項が基底状態であることを同定した。また，T=CoにおけるCo-NMRスペクトルは15 K以下で異常な線幅の拡がりを示し，緩和率も異常を示した。単結晶においても59Co-NMR信号の検出成功し，多結晶試料で見られたスペクトル異常が観測される温度でスペクトルシフトに異常が見られた。一方で，多結晶の場合と異なりスペクトル幅の増大は検出されず、磁場誘起の電気的な秩序を示唆する。(3) 近藤効果や多極子相転移を示す希土類元素を含む三元化合物における強相関電子がカイラル対称のもとで示す新しい現象を調べるために，Ce3T4Sn13 (T = Co, Rh, Ir)を用いて系統的に研究した。La3T4Sn13のカイラル対称結晶構造における超伝導状態が明らかになり，超伝導パリティについて議論できる新たな物質群として研究が進んでいる。(4) 新物質である立方晶PrNi2Mg20とPrMgNi4の比熱の温度依存性より，結晶場基底状態は非磁性基底二重項であることを提案した。

今後の研究の推進方策

希薄系の2チャンネル近藤効果に関する実験的な確証を得ることを目指して，今後は下記の計画に沿って研究を推進する。(1) 非磁性基底二重項をとるPr希薄系Y(Pr)Ir2Zn20の単結晶を用いて，四極子感受率に対応する弾性定数と磁化率の温度変化のPr組成依存性を調べる。単サイトの効果と四極子相互作用による寄与を抽出し，4f2電子の四極子が非フェルミ液体的挙動にどのように関与しているのか明らかにする。 (2) 同型構造のPr希薄系La(Pr)Ti2Al20とLa(Pr)V2Al20の単結晶を作製し，四極子秩序と超伝導，非フェルミ液体的挙動の相関を明らかにする。(3) 同型構造の4f3配位をとるNdCo2Zn20のNd希薄系の比熱と電気抵抗率の温度変化の組成依存性について調べる。Pr希薄系との比較を通して，サイト間の相互作用や2チャンネル近藤効果による寄与を捉える。また，NdCo2Zn20や比較物質Y0.8Nd0.2Co2Zn20のCo-NMRを行う。Y-NMR信号の探索も行う。NdCo2Zn20で観測された磁場誘起のNMRスペクトルの異常が希薄系でも確認できるかを調べる。この磁場誘起のスペクトル異常が結晶場と近藤効果に関与したものであるのか，Co-NMRスペクトルおよびスピン-格子緩和率を比較して明らかにする。(4) Ce3Ir4Sn13の微弱な反強磁気秩序はカイラル構造での反強磁気量子臨界点近傍の電子状態を期待させるので、中性子非弾性散乱による動的スピン相関を観測して詳細な磁気的性質を明らかにする。またLa3Ir4Sn13の超伝導がカイラル対称相で起きるという結果から期待される奇パリティクーパー対の可能性をμSR, NMR等を用いて検証する。(5) 立方晶PrNi2Mg20とPrMgNi4の低温物性を測定し，四極子に起因した物性が現れるか調べる。

研究成果

• [国際共同研究] アウクスブルグ大学(ドイツ)
  • 国名: ドイツ
  • 外国機関名: アウクスブルグ大学
• [国際共同研究] ラザフォード・アップルトン研究所(英国)
  • 国名: 英国
  • 外国機関名: ラザフォード・アップルトン研究所
• [国際共同研究] ラウエ・ランジュバン研究所/レオン・ブリルアン研究所(フランス)
  • 国名: フランス
  • 外国機関名: ラウエ・ランジュバン研究所/レオン・ブリルアン研究所
• [雑誌論文] Observation of the 4f ground-state symmetry in strongly correlated cubic Pr compounds probed by linearly polarized 3d core-level photoemission spectroscopy (2020)
  • 著者名/発表者名: Hamamoto S.、Kanai Y.、Fujioka S.、Nakatani Y.、Fujiwara H.、Kuga K.、Kiss T.、Higashiya A.、Yamasaki A.、Imada S.、Tanaka A.、Tamasaku K.、Yabashi M.、Ishikawa T.、Hidaka H.、Yanagisawa T.、Amitsuka H.、Matsumoto K.T.、Onimaru T.、Takabatake T.、Sekiyama A.
  • 雑誌名: Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena 巻: 238 ページ: 146885～146885
  • DOI: 10.1016/j.elspec.2019.07.006
  • 査読あり
• [雑誌論文] Non-Kramers Γ3 Doublet Ground State in a Diluted Pr System Y1-xPrxCo2Zn20 (2020)
  • 著者名/発表者名: Yamane Yu、Onimaru Takahiro、Shimura Yasuyuki、Umeo Kazunori、Takabatake Toshiro
  • 雑誌名: JPS Conf. Proc. 巻: 29 ページ: 015001/1-6
  • DOI: 10.7566/JPSCP.29.015001
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Magnetic Properties of a Diluted Nd System Y1-xNdxCo2Zn20 for x = 0.20 with a Γ6 Doublet Ground State (2020)
  • 著者名/発表者名: Yamamoto Rikako、Onimaru Takahiro、Yamane Yu、Shimura Yasuyuki、Umeo Kazunori、Takabatake Toshiro
  • 雑誌名: JPS Conf. Proc. 巻: 29 ページ: 015006/1-6
  • DOI: 10.7566/JPSCP.29.015006
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Logarithmic Elastic Response in the Dilute Non-Kramers System Y1-xPrxIr2Zn20 (2020)
  • 著者名/発表者名: Yanagisawa Tatsuya、Hidaka Hiroyuki、Amitsuka Hiroshi、Zherlitsyn Sergei、Wosnitza Joachim、Yamane Yu、Onimaru Takahiro
  • 雑誌名: JPS Conf. Proc. 巻: 29 ページ: 015002/1-9
  • DOI: 10.7566/JPSCP.29.015002
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] Substitution Effect on the Metamagnetic Crossover in the Super-Heavy Fermion Compound YbCo2Zn20 (2020)
  • 著者名/発表者名: Shimura Yasuyuki、Kitazawa Takafumi、Tsuda Suguru、Bachus Sebastian、Gegenwart Philipp、Yamane Yu、Umeo Kazunori、Onimaru Takahiro、Takabatake Toshiro、Hirose Haruyo T.、Kikugawa Naoki、Terashima Taichi、Uji Shinya
  • 雑誌名: JPS Conf. Proc. 巻: 30 ページ: 011121/1-4
  • DOI: 10.7566/JPSCP.30.011121
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Collapse of Ferroquadrupolar Order and Emergence of Non-Fermi Liquid Behavior in La1-xPrxTi2Al20 (2020)
  • 著者名/発表者名: Asatani Shuntaro、Urashima Kazue、Onimaru Takahiro、Yamane Yu、Umeo Kazunori、Takabatake Toshiro
  • 雑誌名: JPS Conf. Proc. 巻: 30 ページ: 011159/1-5
  • DOI: 10.7566/JPSCP.30.011159
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Crystal Electric Field Response in Elastic Modulus without Rattling Effect in the Cage Compound NdCo2Zn20 (2020)
  • 著者名/発表者名: Umeno Tomohiro、Ishii Isao、Kumano Soichiro、Suzuki Daichi、Yamamoto Rikako、Onimaru Takahiro、Suzuki Takashi
  • 雑誌名: JPS Conf. Proc. 巻: 30 ページ: 011162/1-5
  • DOI: 10.7566/JPSCP.30.011162
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Effects of Magnetic Field on the Nonmagnetic Doublet Ground State in PrMgNi4 (2020)
  • 著者名/発表者名: Kusanose Yuka、Onimaru Takahiro、Park Gyeong-Bae、Yamane Yu、Umeo Kazunori、Takabatake Toshiro
  • 雑誌名: JPS Conf. Proc. 巻: 30 ページ: 011160/1-6
  • DOI: 10.7566/JPSCP.30.011160
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Magnetic Properties of Rare-Earth Sulfides RCuS2 (R = Dy, Ho, Er, Tm, and Yb) (2020)
  • 著者名/発表者名: Ohmagari Yudai、Yamane Yu、Onimaru Takahiro、Umeo Kazunori、Shimura Yasuyuki、Takabatake Toshiro
  • 雑誌名: JPS Conf. Proc. 巻: 30 ページ: 011167/1-6
  • DOI: 10.7566/JPSCP.30.011167
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Successive Phase Transitions in R3Ir4Sn13 (R: La and Ce) Investigated Using Neutron and X-ray Diffraction (2020)
  • 著者名/発表者名: Nakazato Seiya、Iwasa Kazuaki、Hashimoto Daisuke、Shiozawa Mami、Kuwahara Keitaro、Nakao Hironori、Sagayama Hajime、Ishikado Motoyuki、Ohhara Takashi、Nakao Akiko、Munakata Koji、Kiyanagi Ryoji
  • 雑誌名: JPS Conf. Proc. 巻: 30 ページ: 011128/1-6
  • DOI: 10.7566/JPSCP.30.011128
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 27Al-NMR/NQR Spectral Analysis of Single Crystal PrTa2Al20 (2020)
  • 著者名/発表者名: Kubo Tetsuro、Tou Hideki、Miyake Ryoma、Matsuno Haruki、Kotegawa Hisashi、Harima Hisatomo、Higashinaka Ryuji、Nakama Akihiro、Aoki Yuji、Sato Hideyuki、Ihara Yoshihiko、Goto Takayuki、Hirata Michihiro、Sasaki Takahiko
  • 雑誌名: JPS Conf. Proc. 巻: 30 ページ: 011158/1-7
  • DOI: 10.7566/JPSCP.30.011158
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Development of Short-range Correlations of 4f Electrons in the Non-Kramers Γ3 System PrNb2Al20 at Low Temperatures Investigated by NMR Measurements (2020)
  • 著者名/発表者名: Kubo Tetsuro、Tou Hideki、Kotegawa Hisashi、Harima Hisatomo、Higashinaka Ryuji、Nakama Akihiro、Aoki Yuji、Sato Hideyuki
  • 雑誌名: JPS Conf. Proc. 巻: 29 ページ: 015003/1-6
  • DOI: 10.7566/JPSCP.29.015003
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Hindered Quadrupole Order in PrMgNi4 with a Nonmagnetic Doublet Ground State (2019)
  • 著者名/発表者名: Kusanose Yuka、Onimaru Takahiro、Park Gyeong-Bae、Yamane Yu、Umeo Kazunori、Takabatake Toshiro、Kawata Naomi、Mizuta Tsutomu
  • 雑誌名: Journal of the Physical Society of Japan 巻: 88 ページ: 083703～083703
  • DOI: 10.7566/JPSJ.88.083703
  • 査読あり
• [雑誌論文] Evidence for the Single-Site Quadrupolar Kondo Effect in the Dilute Non-Kramers System Y1-xPrxIr2Zn20 (2019)
  • 著者名/発表者名: Yanagisawa T.、Hidaka H.、Amitsuka H.、Zherlitsyn S.、Wosnitza J.、Yamane Y.、Onimaru T.
  • 雑誌名: Physical Review Letters 巻: 123 ページ: 067201/1-5
  • DOI: 10.1103/PhysRevLett.123.067201
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] Pressure-Induced Collapse of the Guest Eu Off-Centering in Type-I Clathrate Eu8Ga16Ge30 (2019)
  • 著者名/発表者名: Ishimatsu Naoki、Yokoyama Kei、Onimaru Takahiro、Takabatake Toshiro、Suekuni Koichiro、Kawamura Naomi、Tsutsui Satoshi、Mizumaki Masaichiro、Ina Toshiaki、Watanuki Tetsu、Cuartero Vera、Mathon Olivier、Pascarelli Sakura、Nishibori Eiji、Irifune Tetsuo
  • 雑誌名: Journal of the Physical Society of Japan 巻: 88 ページ: 114601～114601
  • DOI: 10.7566/JPSJ.88.114601
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] Evidence for Weak Spin-Orbit Interaction Experienced by Cooper Pairs in the Spin-Triplet Superconductor UPt3: 195Pt-NMR Study (2019)
  • 著者名/発表者名: Aoyama Taisuke、Kotegawa Hisashi、Kimura Noriaki、Yamamoto Etsuji、Haga Yoshinori、Onuki Yoshichika、Tou Hideki
  • 雑誌名: Journal of the Physical Society of Japan 巻: 88 ページ: 064706～064706
  • DOI: 10.7566/JPSJ.88.064706
  • 査読あり
• [学会発表] 4f2配位をとるPr1-2-20希薄系における単サイト非フェルミ液体的挙動 (2020)
  • 著者名/発表者名: 鬼丸孝博
  • 学会等名: 新学術領域「J-Physics:多極子伝導系の物理」令和元年度領域全体会議
  • 招待講演
• [学会発表] 希土類化合物における多極子の秩序化と揺らぎの中性子散乱による研究 (2020)
  • 著者名/発表者名: 鬼丸孝博
  • 学会等名: 日本物理学会2020年第75回年次大会
  • 招待講演
• [学会発表] 超重電子系化合物YbCo2Zn20におけるCoサイトへのNi置換効果 (2020)
  • 著者名/発表者名: 志村恭通, 西原壱政, 北澤崇文, 津田研, Sebastian Bachas, Yoshifumi Tokiwa, Philip Gegenwart, 山本理香子, 山根悠, 梅尾和則, 鬼丸孝博, 高畠敏郎, 廣瀬陽代, 菊川直樹, 寺島太一, 宇治進也
  • 学会等名: 日本物理学会2020年第75回年次大会
• [学会発表] 反強磁性体NdCo2Zn20の磁気ゆらぎが誘起する一次相転移と磁気構造 (2020)
  • 著者名/発表者名: 山本理香子, 山根悠, 鬼丸孝博, 梅尾和則, 志村恭通, F. Damay, J.-M. Mignot, D. Le, D. T. Adroja, 高畠敏郎
  • 学会等名: 日本物理学会2020年第75回年次大会
• [学会発表] Pr希薄系Y1-xPrxIr2Zn20における極低温熱膨張 (2020)
  • 著者名/発表者名: 山根悠, Andreas Woerl, 常盤欣文, Philipp Gegenwart, 山本理香子, 高畠敏郎, 鬼丸孝博
  • 学会等名: 日本物理学会2020年第75回年次大会
• [学会発表] 単サイト四極子近藤効果の傍証：Y1-xPrxIr2Zn20の弾性応答II (2020)
  • 著者名/発表者名: 柳澤達也, 日比野瑠央, 日髙宏之, 網塚浩, Sergei Zherlitsyn, Joachim Wosnitza, 山根悠, 鬼丸孝博
  • 学会等名: 日本物理学会2020年第75回年次大会
• [学会発表] 非磁性基底二重項をとる立方晶PrMgNi4における結晶場励起と四極子自由度の消失 (2020)
  • 著者名/発表者名: 草ノ瀬優香, 鬼丸孝博, 朴景培, 山根悠, 梅尾和則, 高畠敏郎, T. Guidi, D. Le, D. T. Adroja
  • 学会等名: 日本物理学会2020年第75回年次大会
• [学会発表] 超音波分光法を用いたカゴ状化合物NdRh2Zn20の相転移とラットリングに関する研究 (2020)
  • 著者名/発表者名: 梅野寛大, 石井勲, 熊野聡一郎, 鈴木大地, 和田侑樹, 蔵田湧紀, 山本理香子, 鬼丸孝博, 鈴木孝至
  • 学会等名: 日本物理学会2020年第75回年次大会
• [学会発表] 『悪魔の階段』を示す反強磁性体CeSbにおけるvibronicモードの対称性決定：ARPESおよびラマン分光 (2020)
  • 著者名/発表者名: 新井陽介, 黒田健太, 櫻木俊輔, Z. H. Tin, W. Zhang, 岩佐和晃, 芳賀芳範, 鈴木博之, 北澤英明, 辛埴, 宮坂茂樹, 田島節子, 近藤猛
  • 学会等名: 日本物理学会 第75回年次大会
• [学会発表] 近藤半金属物質Ce3Ir4Sn13における逐次相転移 (2020)
  • 著者名/発表者名: 中里晟也, 岩佐和晃, 橋本大輔, 塩澤真未, 桑原慶太郎, 中尾裕則, 佐賀山基, 石角元志, 大原高志, 中尾朗子, 宗像孝司, 鬼柳亮嗣, F. Damay, J.-M. Mignot
  • 学会等名: 日本物理学会 第75回年次大会
• [学会発表] 共鳴X線散乱によるPrFe4P12のp-f混成状態の観測の試み (2020)
  • 著者名/発表者名: 中尾裕則, 岩佐和晃
  • 学会等名: 日本物理学会 第75回年次大会
• [学会発表] 超伝導体La3(Co1-xFex)4Sn13の低温カイラル構造相における短距離秩序 (2020)
  • 著者名/発表者名: 塩澤真未, 岩佐和晃, 中里晟也, 橋本大輔, 桑原慶太郎, 石角元志, 中尾裕則, 佐賀山基
  • 学会等名: 日本物理学会 第75回年次大会
• [学会発表] カイラル半金属Ce3Rh4Sn13の構造相転移と磁性におけるRu置換効果の研究 (2020)
  • 著者名/発表者名: 橋本大輔, 岩佐和晃, 中里晟也, 塩澤真未, 桑原慶太郎, 石角元志, 中尾裕則, 佐賀山基
  • 学会等名: 日本物理学会 第75回年次大会
• [学会発表] 非磁性基底二重項の四極子自由度が誘起する多彩な強相関電子現象_ (2019)
  • 著者名/発表者名: 鬼丸孝博
  • 学会等名: 先端基礎研究センターセミナー
• [学会発表] PrIr2Zn20の非フェルミ液体的挙動およびNdCo2Zn20の反強磁性秩序に対するZnサイトの元素置換効果 (2019)
  • 著者名/発表者名: 鬼丸孝博
  • 学会等名: 新学術領域「J-Physics: 多極子伝導系の物理」J-Physics地域研究会
• [学会発表] Zn-site substitution effect on antiferromagnetic order in NdCo2Zn20 (2019)
  • 著者名/発表者名: T. Onimaru, R. J. Yamada, R. Yamamoto, Y. Yamane, K. Umeo, and T. Takabatake
  • 学会等名: J-Physics 2019 International Conference & KINKEN-WAKATE 2019 Multipole Physics
  • 国際学会
• [学会発表] Non-Fermi Liquid Behaviors in Diluted Pr Systems Y(Pr)T2Zn20 (T = Ir, Co) (2019)
  • 著者名/発表者名: Y. Yamane, Takahiro Onimaru, Kazunori Umeo, and Toshiro Takabatake
  • 学会等名: J-Physics 2019 International Conference & KINKEN-WAKATE 2019 Multipole Physics
  • 国際学会
• [学会発表] Observations of non-Fermi liquid behaviors in a Kramers G6 doublet system Y1-xNdxCo2Zn20 (2019)
  • 著者名/発表者名: R. Yamamoto, T. Onimaru, Y.Yamane, K. Umeo, Y. Shimura, and T. Takabatake
  • 学会等名: J-Physics 2019 International Conference & KINKEN-WAKATE 2019 Multipole Physics
  • 国際学会
• [学会発表] Simultaneous suppression of antiferroquadrupolar order and superconductivity in PrIr2Zn20 by non-hydrostatic pressure (2019)
  • 著者名/発表者名: K. Umeo, M Adachi, K. T. Matsumoto, T. Onimaru, and T. Takabatake
  • 学会等名: J-Physics 2019 International Conference & KINKEN-WAKATE 2019 Multipole Physics
  • 国際学会
• [学会発表] Magnetic Fields Effect on the Quadrupole Interaction in the Nonmagnetic Doublet Ground State of PrMgNi4 (2019)
  • 著者名/発表者名: Y. Kusanose, T. Onimaru, G.B. Park, Y. Yamane, K. Umeo, T. Takabatake
  • 学会等名: J-Physics 2019 International Conference & KINKEN-WAKATE 2019 Multipole Physics
  • 国際学会
• [学会発表] Antiferromagnetic Order in NdCo2Zn20 Modified by Zn-Site Substitution (2019)
  • 著者名/発表者名: T. Onimaru, R. J. Yamada, R. Yamamoto, Y. Yamane, K. Umeo, and T. Takabatake
  • 学会等名: The International Conference on Strongly Correlated Electron Systems (SCES2019)
  • 国際学会
• [学会発表] Breakdown of Super-Heavy Fermi Liquid in YbCo2Zn20 by Ni substitution (2019)
  • 著者名/発表者名: Yasuyuki Shimura, Takafumi Kitazawa, Suguru Tsuda, Philip Gegenwart, Sebastian Bachas, Yu Yamane, Kazunoro Umeo, Takahiro Onimaru, Toshiro Takabatake, Haruyo Hirose, Naoki Kikugawa, Taichi Terashima, Shinya Uji
  • 学会等名: The International Conference on Strongly Correlated Electron Systems (SCES2019)
  • 国際学会
• [学会発表] Non-Fermi Liquid Behaviors in a Diluted Nd System: Y1-xNdxCo2Zn20 (2019)
  • 著者名/発表者名: Rikako Yamamoto, Takahiro Onimaru, Yu Yamane, Kazunori Umeo, Yasuyuki Shimura, Toshiro Takabatake
  • 学会等名: The International Conference on Strongly Correlated Electron Systems (SCES2019)
  • 国際学会
• [学会発表] Effects of Magnetic Field on the Nonmagnetic Doublet Ground State in PrMgNi4 (2019)
  • 著者名/発表者名: Yuka Kusanose, Takahiro Onimaru, Gyeong-Bae Park, Yu Yamane, Kazunori Umeo, Toshiro Takabatake
  • 学会等名: The International Conference on Strongly Correlated Electron Systems (SCES2019)
  • 国際学会
• [学会発表] Deviation from Fermi Liquid Behaviors in a Diluted Pr System Y1-xPrxCo2Zn20 (2019)
  • 著者名/発表者名: Yu Yamane, Takahiro Onimaru, Kazunori Umeo, and Toshiro Takabatake
  • 学会等名: The International Conference on Strongly Correlated Electron Systems (SCES2019)
  • 国際学会
• [学会発表] Simultaneous collapse of antiferroquadrupolar order and superconductivity in PrIr2Zn20 by non-hydrostatic pressure (2019)
  • 著者名/発表者名: Kazunori Umeo, Makoto Adachi, Keisuke T Matsumoto, Takahiro Onimaru, Toshiro Takabatake
  • 学会等名: The International Conference on Strongly Correlated Electron Systems (SCES2019)
  • 国際学会
• [学会発表] Ferroquadrupole Order and Non-Fermi Liquid Behaviors (2019)
  • 著者名/発表者名: Shuntaro Asatani, Kazue Urashima, Takahiro Onimaru, Yu Yamane, Kazunori Umeo, Toshiro Takabatake
  • 学会等名: The International Conference on Strongly Correlated Electron Systems (SCES2019)
  • 国際学会
• [学会発表] Pr希薄系Y(Pr)T2Zn20 (T = Ir, Co) における非フェルミ液体的挙動 (2019)
  • 著者名/発表者名: 山根悠, 鬼丸孝博, 志村恭通, 梅尾和則, 高畠敏郎
  • 学会等名: 日本物理学会2019年秋季大会
• [学会発表] 単サイト四極子近藤効果の傍証：Y1-xPrxIr2Zn20の弾性応答I (2019)
  • 著者名/発表者名: 柳澤達也, 日髙宏之, 網塚浩, Sergei Zherlitsyn, Joachim Wosnitza, 山根悠, 鬼丸孝博
  • 学会等名: 日本物理学会2019年秋季大会
• [学会発表] Nd希薄系Y1-xNdxCo2Zn20における非フェルミ液体的挙動 (2019)
  • 著者名/発表者名: 山本理香子, 山根悠, 鬼丸孝博, 梅尾和則, 志村恭通, 高畠敏郎
  • 学会等名: 日本物理学会2019年秋季大会
• [学会発表] 希土類内包カゴ状化合物RNi2Mg20 (R = Pr, Nd) における結晶場効果と相転移 (2019)
  • 著者名/発表者名: 草ノ瀬優香, 鬼丸孝博, 山根悠, 梅尾和則, 高畠敏郎
  • 学会等名: 日本物理学会2019年秋季大会
• [学会発表] クラマースΓ6二重項基底状態をとるNdCo2Zn20のCo-NMRによる微視的研究 (2019)
  • 著者名/発表者名: 藤秀樹, 西澤伊織, 木村祐介, 真砂全宏, 小手川恒, 山本理香子, 鬼丸孝博, 山根悠, 志村恭通, 梅尾和則, 高畠敏郎
  • 学会等名: 日本物理学会2019年秋季大会
• [学会発表] 超音波分光法によるカゴ状化合物NdCo2Zn20の結晶場効果とラットリングの研究 (2019)
  • 著者名/発表者名: 梅野寛大, 石井勲, 熊野聡一郎, 鈴木大地, 山本理香子, 鬼丸孝博, 鈴木孝至
  • 学会等名: 日本物理学会2019年秋季大会
• [学会発表] 4f3配位系NdRh2Zn20の反強磁性秩序に対する圧力効果 (2019)
  • 著者名/発表者名: 加藤大輔, 梅尾和則, 山本理香子, 安達誠, 鬼丸孝博
  • 学会等名: 日本物理学会2019年秋季大会
• [学会発表] クロミック物質CoMoO4の磁性 (2019)
  • 著者名/発表者名: 浅野貴行, 横山太紀, 稲垣裕次, 河江達也, 神戸高志, 鳴海康雄, 萩原政幸, 岩佐和晃, 星川晃範, 松川健, 石垣徹, 菊池彦光
  • 学会等名: 日本物理学会2019年秋季大会
• [学会発表] CeSbのレーザーARPESスペクトルにおけるキンク構造 (2019)
  • 著者名/発表者名: 新井陽介, 黒田健太, 櫻木俊輔, 國定聡, 岩佐和晃, 芳賀芳範, 鄭子豪, 宮坂茂樹, 田島節子, 北澤英明, 辛埴, 鈴木博之, 近藤猛
  • 学会等名: 日本物理学会2019年秋季大会
• [学会発表] 半金属物質Ce3Ru4Sn13における一次元反強磁性 (2019)
  • 著者名/発表者名: 岩佐和晃, 狩野遼河, 宮川貫伍, 中里晟也, 橋本大輔, 塩澤真未, 桑原慶太郎, 石角元志, 佐賀山基, 河村聖子, 菊地龍弥, 中島健次
  • 学会等名: 日本物理学会2019年秋季大会
• [学会発表] 中性子散乱からみたTbNiC2 における電荷密度波と磁性の相関 (2019)
  • 著者名/発表者名: 田端千紘, Xavier Fabreges，Arsen Goukassov，山本将隆，村田怜也，網塚浩，中尾裕則，岩佐和晃，下村晋，小野寺秀也
  • 学会等名: 日本物理学会2019年秋季大会
• [学会発表] La3(Co1-xFex)4Sn13の低温カイラル構造相における短距離秩序 (2019)
  • 著者名/発表者名: 塩澤真未、岩佐和晃、中里晟也、橋本大輔、桑原慶太郎、石角元志、中尾裕則、佐賀山基
  • 学会等名: 2019年度量子ビームサイエンスフェスタ
• [学会発表] カイラル半金属Ce3Rh4Sn13の構造相転移と磁性におけるRu置換効果の研究 (2019)
  • 著者名/発表者名: 橋本大輔、岩佐和晃、中里晟也、塩澤真未, 桑原慶太郎、石角元志、中尾裕則、佐賀山基
  • 学会等名: 2019年度量子ビームサイエンスフェスタ
• [学会発表] クロミック物質CoMoO4の中性子回折 (2019)
  • 著者名/発表者名: 岩佐和晃、星川晃範、松川健、石垣徹、浅野貴行、稲垣裕次、河江達也
  • 学会等名: 2019年度量子ビームサイエンスフェスタ
• [学会発表] 共鳴X線散乱によるPrFe4P12のp-f混成状態の観測の試み (2019)
  • 著者名/発表者名: 中尾裕則，岩佐和晃
  • 学会等名: 2019年度量子ビームサイエンスフェスタ
• [学会発表] Semimetal and Superconductivity in Chiral-structure Phase of R3T4Sn13 (R = Ce, La and T = Co, Rh, Ir) (2019)
  • 著者名/発表者名: K. IWASA, Y. OTOMO, K. SUYAMA, R. KARINO, K. MIYAKAWA, S. NAKAZATO, D. HASHIMOTO, M. SHIOZAWA, K. KUWAHARA, M. ISHIKADO, H. SAGAYAMA, H. NAKAO, S. OHIRA-KAWAMURA, T. KIKUCHI, K. NAKAJIMA, T. OHHARA, A. NAKAO, K. MUNAKATA, R. KIYANAG, J.-M. MIGNOT, F. DAMAY, A. GUKASOV
  • 学会等名: Materials Research Meeting 2019
  • 国際学会
• [学会発表] Improvement of X-ray fluorescence holography instrument and measurement of Ce3Co4Sn13 at cryogenic temperature (2019)
  • 著者名/発表者名: Ryota Yamaguchi, Naohisa Happo, Kazuaki Iwasa, Shinya Hosokawa, Koichi Hayashi, Koji Kimura, Yuta Yamamoto, Kazushi Miki, Kotaro Nawata
  • 学会等名: The International Workshop on Electronics, Information and Communication（IWEIC2019）
  • 国際学会
• [学会発表] Dimensional Crossover of Magnetic Correlation and Chiral-lattice Criticality in Ce3(Rh1-xRux)4Sn13 (2019)
  • 著者名/発表者名: K. Iwasa
  • 学会等名: The 4th International Symposium of Quantum Beam Science at Ibaraki University
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] Short Range Correlation of Chiral Lattice Structure in Superconductor La3(Co1-xFex)4Sn13 (2019)
  • 著者名/発表者名: M. Shiozawa, K. Iwasa, S. Nakazato, D. Hashimoto, K. Kuwahara, M. Ishikado, H. Nakao, H. Sagayama
  • 学会等名: The 4th International Symposium of Quantum Beam Science at Ibaraki University
  • 国際学会
• [学会発表] Quantum-beam scattering studies on structural phase transition and magnetism of R3Ir4Sn13 (R = La, Ce) (2019)
  • 著者名/発表者名: S. Nakazato, K. Iwasa, M. Shiozawa, D. Hashimoto, K. Kuwahara, H. Nakao, H. Sagayama, M. Ishikado, J.-M. Mignot
  • 学会等名: The 4th International Symposium of Quantum Beam Science at Ibaraki University
  • 国際学会
• [学会発表] Ru-substitution effect on structural transition and magnetism of chiral semimetal Ce3Rh4Sn13 (2019)
  • 著者名/発表者名: D. Hashimoto, K. Iwasa, S. Nakazato, M. Shiozawa, K. Kuwahara, M. Ishikado, H. Nakao, H. Sagayama
  • 学会等名: The 4th International Symposium of Quantum Beam Science at Ibaraki University
  • 国際学会
• [学会発表] Magnetic and structural study on semimetal Ce3Ru4Sn13 synthesized using a molten Sn-flux method (2019)
  • 著者名/発表者名: K. Iwasa, R. Karino, K. Miyakawa, D. Hashimoto, M. Shiozawa, S. Nakazato, K. Kuwahara, M. Ishikado, H. Sagayama, S. Ohira-Kawamura, T. Kikuchi, and K. Nakajima
  • 学会等名: The International Conference on Strongly Correlated Electron Systems 2019
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] Successive phase transitions in R3Ir4Sn13 (R: La and Ce) investigated using neutron and x-ray diffraction (2019)
  • 著者名/発表者名: S. Nakazato, K. Iwasa, D. Hashimoto, M. Shiozawa, K. Kuwahara, H. Nakao, H. Sagayama, M. Ishikado, T. Ohhara, A. Nakao, K. Munakata, and R. Kiyanagi
  • 学会等名: The International Conference on Strongly Correlated Electron Systems 2019
  • 国際学会
• [学会発表] PrT2Al20 (T=Nb,Ta) における超微細結合の27Al-および93Nb-NMRによる研究 (2019)
  • 著者名/発表者名: 久保徹郎, 藤秀樹, 三宅遼磨, 松野治貴, 小手川恒, 播磨尚朝, 東中隆二, 中間章浩, 青木勇二, 佐藤英行, 井原慶彦, 後藤貴行, 平田倫啓, 佐々木孝彦
  • 学会等名: 日本物理学会 2019年秋季大会
• [学会発表] クラマースΓ6二重項基底状態をとるNdCo2Zn20のCo-NMRによる微視的研究 (2019)
  • 著者名/発表者名: 藤秀樹, 西澤伊織, 木村祐介, 真砂全宏, 小手川恒, 山本理香子, 鬼丸孝博, 山根悠, 志村恭通, 梅尾和則, 高畠敏郎
  • 学会等名: 日本物理学会 2019年秋季大会
• [備考] 30年前に予言された四極子近藤効果の直接観測に成功
  • URL: https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/52773