• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

対称性が自発的に破れた二次元反強磁性体のマグノン励起とスピノン励起の数値解析

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18H01183
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分13030:磁性、超伝導および強相関系関連
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

柚木 清司  国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 主任研究員 (70532141)

研究分担者 白川 知功  国立研究開発法人理化学研究所, 計算科学研究センター, 上級研究員 (40571237)
曽田 繁利  国立研究開発法人理化学研究所, 計算科学研究センター, 技師 (60466414)
正木 晶子  国立研究開発法人理化学研究所, 計算科学研究センター, 研究員 (00620717)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード磁気励起 / 数値計算
研究成果の概要

正方格子および三角格子上に定義されたSU(2)対称なスピンS=1/2反強磁性ハイゼンベルグ模型の中で、特に基底状態がネール秩序を示す幾つかの関連する模型に対して、数値的計算手法を駆使して磁気励起スペクトル計算を実行した。その結果、コヒーレントなマグノン励起の消失やインコヒーレントな高エネルギー励起の存在など、スピン波理論に基づ単純なマグノン励起では説明できない特徴を明らかにした。さらに得られた計算結果と幾つかの二次元物質に対する実験との定量的な比較を行い良い一致が得られた。

自由記述の分野

物性物理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

最近接相互作用のみを持つ正方格子スピンS=1/2反強磁性ハイゼンベルグ模型など基底状態が自発的対称性が破れたSU(2)対称なスピンS=1/2反強磁性ハイゼンベルグ模型の磁気励起はスピン波理論を基とするS=1マグノン励起で記述できると考えられている。これは低エネルギー領域では正しいが高エネルギー領域では必ずしも正しいわけではない。最新の数値計算を駆使することにより、このことを示す計算結果が提供できた。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi