研究課題/領域番号 |
18H01215
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分15010:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する理論
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
井岡 邦仁 京都大学, 基礎物理学研究所, 教授 (80402759)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 高エネルギー天体 / マルチメッセンジャー / 宇宙線 / ブラックホール / ジェット |
研究成果の概要 |
光子だけでなく全ての素粒子を用いて宇宙を調べるマルチメッセンジャーの時代が到来し、ブラックホールからのジェットなど、高エネルギー天体の謎に迫る手段が増えた。この中で、我々は、(1) 重力波と同時に観測されたショートガンマ線バーストのoff-axisジェットモデルを確立した。(2) 連星中性子星合体時に飛散する物質中のジェットの伝搬や構造を理論的に明らかにした。(3) 高速電波バーストに関する新しい理論モデルを提唱し、宇宙論に応用した。
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自由記述の分野 |
宇宙物理
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人類はこれまで宇宙を観測する手段を新たに獲得するたびに、新しい宇宙像を発見し、知の限界を開拓してきた。21世紀になり、光子だけでなく全ての素粒子を用いて宇宙を調べるマルチメッセンジャーの時代に突入した今、観測を統一的に理解・予言する理論モデルは必須である。我々は、宇宙一明るい天体であるガンマ線バーストのマルチメッセンジャーモデルの確立に寄与した。また、宇宙一明るい電波バーストである高速電波バーストに対する理論的モデルを提唱した。
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