ドイツ重イオン研究所にて実施したη′核分光実験(実験課題番号 S490)を実施した実験は約5日間のビームタイムで行われ 毎秒一億個程度の 2.5GeV 陽子ビームを炭素標的に照射し、12C(p,d)反応により前方に放出される重陽子と、標的周囲に放出される粒子を大立体角検出器WASAでコインシデンス計測 することで行った。現在、前方の破砕核分離装置 FRS と WASA のデータを結合した解析を行っており、解析の状況については国際会議を含む研究会等で発表し、プロシーディ ングの形で報告している。解析が終わり次第、論文執筆を行い、投稿、出版の予定である。
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