研究課題/領域番号 |
18H01252
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分16010:天文学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
金田 英宏 名古屋大学, 理学研究科, 教授 (30301724)
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研究分担者 |
大薮 進喜 徳島大学, 教養教育院, 准教授 (10396806)
和田 武彦 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 助教 (50312202)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 遠赤外線分光 / [CII]輝線 / 気球観測 / 星形成フィラメント / 日印共同 |
研究成果の概要 |
2018年10月および2019年4月にインド・ハンデラバードのTIFR気球放球基地にて気球フライトに成功し、[CII]シングルピクセル分光器によって本研究のターゲットである代表的な大質量星形成領域の[CII]マッピング観測データを取得した。また、[CII]アレイ分光器の開発を進めて、TIFR気球望遠鏡との機械・電気インターフェースの調整を行い、搭載可能な状態に整えた。また、観測データ解析ツールと実験室データ解析ソフトを作成した。なお、新型コロナウイルス感染症による渡航・輸出規制による影響のため、新アレイ分光器をインドへ輸送することができず、研究期間内に新装置による観測は実施できなかった。
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自由記述の分野 |
宇宙赤外線天文学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大質量星形成とフィラメント状分子雲の関係を理解するために、星形成を直接的にトレースする一階電離炭素が出す[CII]遠赤外線スペクトル線を使った気球観測を実施し、[CII]マッピングデータの取得に成功した。また、気球観測用の新しい[CII]観測装置の開発を進めた。本研究は、インドのタタ基礎科学研究所の赤外線天文グループとの共同作業で進めており、現地での観測準備作業や、オンラインでの開発進捗確認会などを通して、科学者・技術者・学生間での学術・文化交流が進んだ。なお、コロナ禍のため、新しい装置を用いた観測は行えなかったが、2022年度後半に観測再開に向けた準備を現地で進めた。
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