研究課題
本科研費で開発した民間衛星通信を用いた速報実証衛星 ARICA は、2021年5月24日-5月26日、そして、2021年7月19日の2回に衝撃・振動試験を九州工業大学の施設を利用して行い、打ち上げ時の衝撃、振動に耐えうる事を示した。また、送信機の予備免許申請のための通信試験なども行った。衛星が統合された状態での機能試験を衛星引き渡しぎりぎりまで実施し、衛星が問題なく機能することを一通り全て確認した。一方で、衛星のデータをすぐに確認できるウェブページや衛星へのコマンド作成を行うスクリプトなど、衛星運用へ向けた準備も進めた。JAXA の安全審査、総務省へのARICA に搭載した送信機の予備免許、そして、内閣府への宇宙活動法への申請を一通り終了し、2021年8月16日-8月18日に JAXA 内之浦宇宙空間観測所で衛星の引き渡し作業を無事、完了した。ARICA は 2021年11月9日、イプシロンロケット5号機によって打ち上げられ、予定の軌道へ投入された。しかし、打ち上げから5ヶ月経過した現在でも衛星との通信が確立できていないという状況が続いている。引き続き、衛星との通信が確立できるよう継続して運用を続けていく。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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